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2006年6月30日 (金)

交換日記

マリー・アントワネットとマリア・テレジアの往復書簡@名古屋(2)

6月13日から26日まで、名古屋三越で開催された「マリー・アントワネットとマリア・テレジア」展レポート。娘から母への返信です。

<手紙2>
―娘から母へ―

愛するお母様

 お手紙拝見しました。喜んでいただけたようで何よりです。実は今回、「マリア・テレジアとマリー・アントワネット展」のほかに名古屋に行きたい理由があったんです。一度名物の「モーニング」を食べてみたかったのですよ。上品な食器に載せられたサンドイッチに小豆の入ったパン、ゆで卵にヨーグルト。何だかヨーロッパ貴族の朝食みたいでしたね。それに私、「ベルばら」を意識してフリルの多めな洋服を着て行きましたのでなおさらでした。

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 さて展覧会ですが、おなじみのふくよかなマリア・テレジアの肖像画。当時はたくさん子どもを産むため、高カロリーの食事を摂っていたそうです。でも、子供を一人前に育てあげた母親の包容力とでも言うのでしょうか。どっしりとした安定感がお母様そっくりで、こっそり見比べて笑ってしまいました。ごめんなさい。育てていただき感謝しております。

 マリア・テレジアは政治には不要、と音楽にはあまり関心を示さなかったとか。あのモーツァルトが身近にいたというのに。モーツァルトの音楽は美肌やダイエットに効果があるそうですよ。庇護していたらテレジアもきっとスリムに・・・なったかどうか、ともかくもお母様にはモーツァルトをお薦めいたしますね。
 また、女性蔑視のプロイセン国王フリードリヒ2世に対抗するため、テレジアとフランスのルイ15世の寵妃ポンパドール夫人が手を組んだというエピソードには驚きました。アントワネットにはあれだけデュ・バリー夫人のような女とは付き合うなと言っていたのに。女を敵に回すと怖いのはいつの時代も同じですね。

 展覧会の後に入った「カフェウィーン」のザッハトルテは、これぞウィーンの味という感じでとてもおいしかったですね。この「カフェウィーン」は日本で唯一、ウィーンのカフェハウス協会などから公認されているお店だそうですよ。ハプスブルクの宮廷でもこうしたお菓子を食べていたのかしら。

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 せっかく名古屋に来たのだから、と次に行った徳川美術館は、西洋から日本へいきなりタイムスリップしたような感覚にとらわれて、実は展示内容はよく覚えていないんです。でも江戸時代はテレジアやアントワネットの時代と同時期にあたるんですよね。文化の違いをまざまざと感じられ、「マリア・テレジアとマリー・アントワネット展」の後ここへ来たのは大正解でした!
 庭園も広く、起伏に富んでいて、色鮮やかなあやめ(菖蒲?かきつばた?)が大変美しかったですね。少々歩き疲れたのでお茶と和菓子でもと思ったのですが、お母様のカロリーを考えて黙っていたんですよ。

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 だけどその後で、これだけは外せない名物みそ煮込みうどんを食べてしまいましたね。こってりとした濃い味噌が疲れた体にしみわたり、また空腹なこともあって熱いのも構わずお鍋をさらうようにして食べましたよね。ところがあとで友人に聞いてみたところ、お鍋のふたに取って食べるのが正式なのだそうで。これはまたリベンジをしに行かなければなりませんね!

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 今回の小旅行は、主人も私の「ベルばら」好きを知っているので、歴史を学びたいからと言うと快諾してくれました。今後出掛ける時のいい口実になりそうです。友人にも教えようかな。なんて、おかげで家庭を忘れて楽しいひと時を過ごすことができました。親孝行になりましたら嬉しい限りです。お母様もお体ご自愛なさってください。

 御母上様に心からの愛を捧げる従順な娘であることは、私の名誉とするところです。(アントワネットを気どってみました)

追伸 モーツァルトのCDも同封します。

*****
いかがでしたでしょうか。「ベルばら」にも2人が手紙を交わすシーンが登場しますね。実際の手紙は「マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡」として本にまとめられています。今回のレポートは、そのスタイルを真似してみたものです。雰囲気出ていたでしょうか?
展覧会はこの後、岡山、新潟、宮崎と巡回し、11月26日まで開催されます。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

母から娘に宛てた手紙

**お得な参考情報**
ザッハトルテはテレジアやアントワネットの時代にはなかったそうです。詳しくは社団法人日本洋菓子協会連合会のHRで。
娘の手紙の最後の言葉は、アントワネットの手紙から引用しました。
パウル・クリストフ『マリー・アントワネットとマリア・テレジア秘密の往復書簡』岩波書店
表紙画像 

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(スタッフ・オノ&ハットリ)

お便り募集このコラムをお読みになった皆さんの感想や質問をお待ちしています。 ⇒こちらの「ベルばらKids専用フォーム」からどうぞ。

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2006/06/30 10:30:00 交換日記 | | トラックバック (0)

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