マツジュンにジェローデルを!!

　「ベルばらKidsぷらざ」のなとみみわさんの「ベルばら絵日記」、前回は「ベルばらイケメン談義」でした。

前回の私のコラムを発端（？）に、読者の方が「ジャニーズでやるなら、配役は？」というおたよりをくださり、ありがとうございます！

■ジャニーズでベルばら★お便りから
■オスカルは光一くん★お便りから

その話題に、さらになとみさんが参戦なさったという展開。
うわ～、光栄です!!嬉しいです!!

そもそも、

「ジャニーズで『ベルばら』」

という発想自体、私には思いつかないものですご～く意表を突かれ、唸りました。
読者のみなさん、恐るべし…!!

そして、なかでもなとみさんの、

「ジェローデル＝松本潤くん」

という提案には、思わず膝を打ちました!!

それだ!!

松本潤くんの、あの目の回りに天然アイラインがはいったような濃ゅ～い美貌をつねづね「う～ん、まるで30年くらい前の少女マンガから抜け出てきたようだ」と思っていたんですが、彼こそま・さ・に、（我が偏愛の）ジェローデルにうってつけです!!
ありがとうございます、なとみさん。
もう私の脳内では、薔薇の花を片手に、オスカルに「背のびをやめてすなおになりなさい」と言うマツジュン（当然、衣装もジェローデル）がまざまざと思い浮かんでおります!!
なんだか思いがけず１万円くらいの宝くじに当たったかのような嬉しさです。

それから、みなぴーさんの「アラン＝長瀬智也」説に私も一票、です。
荒々しいけど心優しいアラン、うん、長瀬くんにピッタリです!!
ぴよさんの、田中聖くん＝アラン説も、ワイルドさがハマりますよね。

…それにしても。
実は、私には最初、どうしてもオスカル役が思いつきませんでした。

というのも、私の貧困な想像力では、オスカルという「男装の女性」を「本物の男性が演じる」という、なんだかとてつもなく複雑な状況について考え始めると、頭のなかがぐるぐるしてきてしまうのです。
「えーとえーと、男としてふるまってるけど本当は女、というオスカル役をやってるのは男子で、でも本当は女、と思って見なくちゃいけなくて…」
などと考えると、私の単純な頭はもう大混乱。

…だったんですが、しかし!!
なとみさんの、

オスカル＝タッキー
アンドレ＝岡田くん

という配役を見て、

「な、なるほど!!」

と、突如開眼（？）しました。

というのも、オスカルさま一人で考えるとさっぱり配役が思い浮かばないのですが、「オスカルとアンドレ」という組み合わせで考えると、うん、強く美しく光り輝くオスカル（＝タッキー）と、それをまぶしく見上げながら献身するアンドレ（＝岡田くん）…おおっ、いい感じです!!見てみたい!!
やはりここは、「オスカルとアンドレ」という二人の関係性で、配役を考えるべきところなんですね。
目からウロコが落ちました!!
…ただ、実はかなりたくましい肉体のタッキーが「本当は女性」の役、というのは、衣装とかをかなり工夫しないと難しそうですが。

そう考えてくると、みなぴーさん、ぴよさんがご提案の、

オスカル＝堂本光一
アンドレ＝長瀬智也

という配役の、「組み合わせの妙」も見えてきました。
長身の長瀬くんと並ぶと、美しい光一くんの王子さまっぷりも、よりいっそう光り輝きそうですよねー。
みゆりんさんの、

オスカル＝堂本光一
アンドレ＝岡田准一

というキャストだと、また違う感じで、うーん、面白そうです。

いやーしかし、「ジャニーズで『ベルばら』」というのは、すごい発想、と改めてしみじみ感じ入った私です。
頭がぐるぐるするほど、倒錯的。でも、めまいがしそうなくらい魅惑的。
読者のみなさん、恐るべし…!!（←二度目。いや、あまりに感動したもので）

だけど考えてみれば、宝塚版『ベルばら』だって、「男装の女性」という設定のオスカルをとりまく男性たちも、実は男装の女性…という、不思議な入れ子細工のような構造になっていますよね。
それを考えると、「ジャニーズで『ベルばら』」は、コロンブスの卵かも？やってみたらハマるかも？と思えてきたのでした。（川原和子）

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