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2006年11月12日 (日)

宝塚ばらの伝説

「アンドレで色が変わった」麻実れいさんインタビュー

Sasami8259   今や蜷川演劇や翻訳劇に欠かせない本格派の女優として、演劇界で活躍中の麻実れい。だが宝塚時代は、172センチの長身と端正な美貌で、男役らしい男役としてカリスマ的な人気を博していた。そして、その男役の原点には、『ベルサイユのばら』のアンドレ役との出あいがあったのだ。

 「ベルばらKidsぷらす」の宝塚ベルばら特集「ベルばらレジェンド」。今回は元雪組トップスター・麻実れいさんの登場です。

(インタビューより)麻実さんは、75年の『ベルサイユのばら~アンドレとオスカル編』でアンドレ役に大抜擢されたのですね。

……そのときまだ研6(初舞台から6年目)で、初めていただいた大きな役でした。とにかくびっくりしましたし、なにがなんだかわからない状態でした。

 まず一番はじめに歌劇団から連絡がありまして、劇団のスタジオに、何日何時何分に 『ベルサイユのばら』の撮影があるので来てください、といきなり言われまして。それまで一度も、面と向かって「あなたは次の公演でアンドレに選ばれました」というようなことは言っていただいてないんですよ。
 それで、アンドレの役と知ってからは、まずカツラが必要だということになって、大慌てでカツラを用意して。……

月組や花組版は、ご覧になっていらしたのですか?

……たぶん観ているはずなのに、記憶があまりないんです。だいたいよその組がどんな公演をやっているのか、上級生の方がどんな役をされているのか、ということに本当に疎かったんですね。それに観たとしても、おそらく別世界のものを観てる感じで「あー、綺麗! あー、素敵!」という夢の世界で、終わってしまっていたんだと思います(笑)。

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研6ながらアンドレに大抜擢され、トップスター汀夏子さんのオスカルの相手を務めることになった麻実れいさん。このときから、麻実さんの「色が変わった」といいます。今年、紫綬褒章を受章された麻実さんの原点ともいえる「ベルばら」のお話、詳しくはベルばらKidsぷらすでご覧下さい。

☆麻実れいさんの舞台情報☆

「黒蜥蜴―江戸川乱歩原作による―」
期間・場所:11月24日(金)~12月20日(水)、東京・ベニサン・ピット
出演:麻実れい、千葉哲也、宮光真理子、山崎雄介、浅利香津代、清水綋治 ほか 
演出:デイヴィッド・ルヴォー/門井均
脚本:三島由紀夫
※公演の詳しい情報は⇒宝塚プレシャスの公演情報へ

麻実れいプロフィール
 あさみ れい。女優、元宝塚歌劇団雪組トップスター。東京都出身、身長172センチ。
 70年、宝塚歌劇団入団。80年から雪組主演。宝塚時代の主な舞台に「ベルサイユのばら」(75年)、「風と共に去りぬ」(78、84年)、「愛の飛翔」(79年)、「ジャワの踊り子」(82年)、「うたかたの恋」(83年)ほか多数。85年「はばたけ黄金の翼よ」を最後に退団。以降、女優として舞台を中心に、日本を代表する女優として国内外で活躍を続ける。
 退団後の主な舞台に「シカゴ」(85年)、「マクベス」(87年)、「危険な関係」(88年)、「双頭の鷲」「メアリー・ステュアート」(90年)、「ハムレット」(95年)、「蜘蛛女のキス」(96年)、「リトル・ナイト・ミュージック」(99年)、「サラ」(01、03年)、「オイディプス王」(02、04年)、「桜の園」「「AOI/KOMACHI」」(03年)、「エリザベス・レックス」(04年)、「タイタス・アンドロニカス」(04、06年)ほか多数。06年11~12月には「黒蜥蜴」への出演が予定されている。

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2006/11/12 10:00:00 宝塚ばらの伝説 | | トラックバック (0)

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