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2007年11月 6日 (火)

世界史レッスン

ホワイトハウスのゴースト 1800年

 ~アントワネット没後7年~

 先月、面白いニュースが世界をかけめぐった。ブッシュ大統領の娘ジェンナさんが雑誌のインタビューで、ホワイトハウスにはたくさん幽霊がいて怖い、と語ったというのだ。

 ホワイトハウスの幽霊といえば、リンカーンが有名で、オランダのヴィルヘルミナ女王やクーリッジ大統領夫人も自分の眼で見たと証言しているそうだし、他にも目撃者は多い。

 このホワイトハウス、大統領官邸として建設されたのが1800年。アダムズ大統領が一番最初に住んだ。ところが十数年後にはイギリス軍に焼打ちされ、現在の白亜の外観に改装されたのはその翌年である。つまりまだたかだか200年ほどしかたっていないわけで、幽霊の数もさほど多くはないだろう。

 一方、ロンドン塔。こちらは年季からして違う。ローマ時代にはもうこのあたりに城があり、今のロンドン塔が建設され始めたのは11世紀初頭とわれる。長年にわたって増築されてゆき、現在見られる二重城壁を持つ不規則な六角形の城ができあがった。

 軍事上の城なので、とうぜん戦闘は何度もあったし、ブラディー塔門などには、見るからに凄い落とし格子もある(敵が来たらどすんと落として串刺しにする仕組みだ)。またエリザベス朝時代には、ここで熊いじめショー(杭につないだ熊に数匹の犬をけしかけさせ、互いに噛み殺させるという見世物)もおこなわれた。

 周知のようにここはまた国事犯の牢獄でもあり、処刑場でもあった。つまりホワイトハウスなどとは比較にならない、怨念と血まみれの心霊スポットなのだ。

 ロンドン塔でもっとも名高い幽霊は、ヘンリー8世の妃だったアン・ブーリンだろう。男児を産まなかったばかりに無実の罪をきせられ処刑されたアンは、真夜中に馬車に乗ってあらわれるのだという。斬られた自分の首を両手で持った姿で・・・

 リンカーンの幽霊がせいぜいドアをノックして入ってきたり、窓からポトマック川を眺めているというのに比べ、怖さの度合いが違う。(中野京子)

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投稿者 中野京子 2007/11/06 8:40:10 世界史レッスン | | トラックバック (1)

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 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の世界史レッスン第87回目の今日は、「ホワイトハウスのゴースト」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2007/11/post_b77e.html   ブッシュ大統領の娘ジェンナさんは霊感の強い女性らしく、雑誌インタビューでホワイトハウスのゴーストについて語ったようです。ロンドン塔のアン・ブーリンの幽霊譚とからめて書きました。  今日はわたしの体験談。  といっても大したことではないのですが・・・  幽... 続きを読む

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