交換日記
芸能人へのバッシングに似ているかも?(米倉敦子⇒智里chisatoさん)
「神々のプロフィール」の米倉敦子さんから「アニばら不思議発見」の智里chisatoさんへ、お返事をいただきました!
確かに例の台詞は諸説はいろいろあって、かなり謎ですね。
カストロは『マリ=アントワネット』で
「彼女(ビクトワール内親王)の善良さは愚鈍さを忘れさせる。飢饉のおりに、パンにことかく不幸な人たちの苦しみが話題にのぼったとき、眼に涙を浮かべて『でもまあ、あの人たちは、がまんしてパイの皮を食べることにしたらいいのに!』」 と言ったのは―ド・ボワーニュ夫人が語ることによると―彼女なのだ」
と書いています。
ちなみに、なぜ「ケーキ」でなく「パイの皮」なのかということについてはきちんと理由があって、彼女にとって「パイの皮」は胃にひどくもたれたからで、彼ら庶民たちも“胃にもたれても”とりあえずは「パイの皮」で我慢すればいいのにという意味のようです。
いやに具体的なので、けっこう真実らしい感じもします…。
この台詞をもっとこだわって追求しているのは、アントニア・フレイザーの『マリー・アントワネット』で、フレイザーはアントワネットがマリア・テレジアへ書いた手紙を引用して、アントワネットこそ貧乏人の暮らしをよく知っていて、「パンがないならケーキをお食べないなさい」と言うわけがないとアントワネットを弁護しています。
さらにフレイザーが言うにはアントワネットの台詞とされる前から有名な伝統的な言い回し(?)であるらしいです。すでにルイ14世の妃であるマリー・テレーズの言葉として「パンがないのなら、パイ皮(クルート)を食べなさい」と言ったということを、1737年にルソーもその台詞を知っていたとか。
またソフィー内親王の言葉として広まったり、ビクトワール内親王の言葉として信じられたりとその当時からいろんな説があった模様です。
「ケーキ」と「パイの皮」の違いについてですが、カストロもフレイザーもそう記述しているので、思うに元々は「パイの皮」だったのが、噂として広まっていくうちに「ケーキ」になったんじゃないかなと思います。
たぶん王族について彼らが「こう言った」「ああ言った」というまことしやかな噂はいろいろあり、アントワネットならばあの台詞をいかにも言いそうだとみんなに思われて信じられてしまったということじゃないでしょうか。現代でもそういうイメージを払拭しきれいないほどに、その当時のアントワネットへのバッシングが激しかったということかもしれません。(なんとなく現代の芸能人のバッシングに似ているような…)
本当のところは、やっぱり謎ですね^^;
すっきりしなくって申し訳ないです。(米倉敦子)
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/01/17 15:53:00 交換日記 | Permalink | トラックバック (0)
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