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2008年1月10日 (木)

天の涯から―東欧ベルばら漫談

お洒落の王道~自分を知ることから始めよう~

 この年末年始、私の家族はアメリカに住む夫の家族と一緒に過ごしました。
 大晦日には、地元のポーランド移民ソサエティの方々を中心に、ホテルのボールルームで盛大なNew Year's partyが開かれたのですが、その際、私が非常に頭を痛めたのが衣装の準備でした。

 ホテルのボールルームで開かれるような夜のパーティーでは、女性もそれにふさわしい華やかな装いをするのが礼儀です。
 私も日本にいる頃は素敵な服をたくさん持っていたのですけど、なんせ子供を二人産んでからはすっかり体型が変わってしまい、パーティー用のドレスを新調しなければなりませんでした。
 それで義姉さんたちと一緒に買いに行ったのですが、やはりアメリカ人女性向けに作られているだけあって、どんなに見映えがよくても、いざ試着してみると、日焼けした黄色い肌や日本風のタヌキ顔には合わないんですね。

 私の印象ですが、こちらで売っている服は原色や色合いがはっきりしている上、デザインもセクシーでシャープなものが多いので、できれば色白で髪はブロンド、顔の彫りが深く、身体全体にボリュームがないと、服だけが浮き上がって見えてしまうのです。
 それで私だけが衣装が決まらず、どうしようかと困っていた時、日本食材を買う為に何気なくチャイニーズ・ショップに立ち寄ったら、雑貨売り場の片隅にゴージャスかつお手頃なチャイナ・ドレスを見つけました。
 「これだ!」と閃いて試着させてもらったら、予想以上のドンピシャで、パーティーでも大変好評いただいたのでした。

 確かに、ベアバックのロングドレスや目を見張るような真紅のサテンのワンピースなど、故ダイアナ妃を彷彿とさせるようなお姫様ドレスには憧れますが、実際に着てみたら、やはり私には似合いません。
 それよりお隣中国の金ラメの牡丹柄の方が黒目黒髪にマッチして、“○○組の姐さん”のような(?)迫力でした。産後、腕や肩の筋肉が隆々として、お腹も太くなり、娘時代の風情が抜けてしまった今、ストレートなラインで体型をカバーし、いくらかむっちりした足をサイドスリットから惜しげもなく覗かせる方が色っぽくてよかったみたいです。やはりアジアの女性には似たような文化圏の衣装が似合うのかもしれません。

 お洒落といえば、マリー・アントワネットも国庫にヒビを入れるほど夢中になりました。でも、それが単なる見栄張りファッションではなく、「このごろ社交界では王妃さまの着ていらっしゃるペザント・ルックが大流行ですのよ。王妃さまはなにをおめしになっても、いつもファッションの女王でいらっしゃいますわ」
と賞賛されるほどセンスが良く、オリジナリティに富んだものだったことは歴史が語る通りです。

 もちろん、マリーほどの財力があれば、どんなファッションも思いのままかもしれません。でも、お洒落のセンスというのは、お金では買えないものです。
 あれやこれやと着飾って、批判の対象になっても笑い者にはならなかったことを思うと、マリー・アントワネットは、自分で自分の魅力を知り抜いた、本物のお洒落上手だったのではないでしょうか。

 お洒落というと、女性誌などでいろんなノウハウを知ることができますが、「どんな服が自分に似合うか」ということは誰も教えてくれません。
 それを自分の目で見つけ出そうと思ったら、やはり自分で自分の持ち味を理解していないと、衣装だけが浮いてしまって、どんな高級なドレスもちぐはぐに見えてしまうような気がします。
 足が太いとか、お腹が出ているとか、そんなことはお洒落に何の問題もありません。要は、自分の良い所も悪い所もひっくるめて「輝きたい」という気持ちが、女性の魅力を引き立てるのではないでしょうか。

 今回のパーティーでは、高齢の女性も、私のように産後すっかり体型の変わってしまったような者も、思い思いにお洒落を楽しみ、新年のカウントダウンを踊り明かしました。
 その様を見ていると、周りの目など気にせず、のびのびと自分らしさを表現し、内なる輝きを大切に生きて行けばいいのだとつくづく感じます。
 鏡の前で「足が、お腹が……」と溜め息をついている人も、自分の魅力を引き立てる服は必ずどこかにあるものです。
 自分の代名詞になるような「この一着」を見つけた時、女性は恐れやコンプレックスから解放され、本当の意味でお洒落を楽しめるようになるのではないでしょうか。(優月まり

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2008/01/10 11:00:00 天の涯から―東欧ベルばら漫談 | | トラックバック (0)

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