ル・ルーとアンドレのふらんすぷち案内
「ベルサイユのばら外伝 ジェローデル編」観劇記
開演前
久々に宝塚でわれらが「ベルばら」が上演されるというので、観に参りました!
今回はいつもの「ベルサイユのばら」とは一味違うんですってよ。楽しみだわ♪
会場ではジェローデルのパネルがお出迎え
えーなになに、「ベルサイユのばら外伝 ジェローデル編」・・・。
ジェ、ジェローデル!?このアンドレじゃなくて、ジェローデルかよ!
ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ。
あなたの役はいつもスターさんが役替りで演じるようなおいしい役じゃないの。ちょっとは他の人にも譲ってあげなさいよ(笑)
ん?あ、ああ、それもそうだな。なんたってオスカルとくっついたのはこの俺様だしな!はっはっは!
調子に乗りすぎだってば。
終演後
・・・。
ど、どうしたの?感動で胸がいっぱいなの?
おれの出番がなかった・・・(涙)
オスカルおねえちゃまの結婚話にショックを受けて、家出しちゃったのよね。
でもいいじゃないの、最後にはオスカルおねえちゃまと一緒に戦死できたんだから。
うーん、いいのか悪いのか判断に迷うな。
それよりも重要なことがあるんだよ。
おれ、オスカルとくっつけないまま戦死!?(号泣)。
家出青年アンドレがパリでオスカルおねえちゃまに再会できただけでも、ありがたいじゃないの(笑)。
それにしても・・・今回のオスカルはいつにもまして可愛らしかったな。ふふっ。
ふふっ、ってちょっとキモいんですけど・・・。
そうね、外伝だけあってオスカルおねえちゃまの違った一面が観られたわ。どうせならジェローデル伯に口説かれてあわやチューのシーンもあればよかったのに。
・・・もしそうなったら、熱いショコラを持って特別出演するよ。
それって特別出演じゃなくて乱入の間違いでは(笑)。
ジェローデル
ジェローデル伯、美しかったわね~。まさかフェルゼン伯爵の妹さんといい感じになるとは思わなかったけれど。
ジェローデルが貴婦人方にさんざん変わり者扱いされていたのは、ちょっと気の毒だったかな?そこまで変わってないと思うけど・・・。
ソフィアさんとはちょっとオタク友達っぽい感じだったのは意外だったな。
ああ、ちょっとマイナー趣味だと、仲間の存在ってありがたいものよね(笑)。
原作では描かれなかった、ジェローデルのその後についてふれられていたのがよかったな。
正直に言ってちょっとわかりにくかったわ・・・。えーと、整理してみるわね。
三部会議場前で近衛隊を退かせる→バスティーユ陥落後、スウェーデンに行ってフェルゼンを説得→国王一家救出に失敗?→革命軍に捕らえられるが、ロベスピエールによって秘密理に釈放&国外追放→密かにパリに戻り、ナポレオン暗殺に失敗&負傷→ソフィアに再会
・・・ふーっ。パンフレットにはさすがにここまで書かれていないし一回しか観られなかったけど、大体こんな感じよね?
ラストシーンがジャコバン修道院というのも、皮肉なものだな。
革命家の中でも急進派といわれたジャコバン派は、当初はこの修道院で集会をしていたんですものね。
ロベスピエールとジェローデル伯って不思議な因縁があるのね。
それにしても、ジェローデル、気の毒なくらいに失敗続きだな・・・。
いえいえ、気の毒なんて言ったら失礼かもしれないわ。
彼は彼なりに「フランス貴族としての美意識」に殉じようとしたのだから。
フランス貴族の美意識かぁ・・・平民のおれにはよくわからないな。
でもオスカルとの結婚話のときに見せた引き際は、美しいと思ったな。その節はありがとう、ありがとう(涙)
ナポレオン暗殺未遂が、説明不足のせいかとってつけたような印象を受けてしまったのが残念だったわね。
あれって単独犯行だったのかな?
うーん、どうかしらね・・・。同じ志を持つ仲間がいてくれたらいいのだけれど。
そうそう、この宝塚版ベルばら外伝って、あと二演目あるのよ。
おお、外伝三部作か!
じゃあもちろん残りはアンドレ編と・・・まぁありえないけどル・ルー編かな?
残念ながらふたつともハズレ。
アラン編とベルナール編よ!
そうかぁ・・・ちょっとがっくり来たな。
あっ!
なによ?
ちょっと予想していい?
ジェローデルの暗殺未遂計画の同志はアランとベルナールで、あとの二演目のラストもナポレオン暗殺計画で締めるとみた!
え~?
まぁ、その答えはアラン編とベルナール編を見てのお楽しみにしましょ。
予想が当たったら何かくれる?
予想が外れたら何かくれる?
・・・。
・・・。
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投稿者 えりりん 2008/06/16 12:05:00 ル・ルーとアンドレのふらんすぷち案内 | Permalink | トラックバック (0)