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2008年6月 2日 (月)

moi aussi, je suis PARISIENNE.(私だってパリジェンヌ)

パリジェンヌのバカンスのご予定は?

すっかり初夏の陽気のパリ。街角の公園や家々のバルコニーの花も、太陽の光をいっぱいに浴びて咲き誇っています。

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Fin d’anne――バカロレア(Baccalauréat:フランスにおける大学入学資格国家統一試験)のニュースが流れるようになると、Fin d’anne(年度末)が来たなぁ、そろそろ夏休みだなぁ…なんて思う、今日この頃。
夏のバカンスの話なんてまだまだ早すぎるって?そんなことは無いのです。
アントワネットは「退屈するのがこわいのです」と、賭博やダンスに明け暮れていた時期がありましたが、現在のフランス人は、逆に退屈を楽しんでいるのかも…?

第10回の『私だってパリジェンヌ講座』は、「パリジェンヌのバカンスのご予定は?」をお送りします。

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「今年のバカンスはどこに行くの?」なんて会話が聞こえてきそうなカフェの軒先。
テラス席が出るほど暖かくなると、もうバカンスの話題があちらこちらからきこえてきます。

学生たちは6月末には授業が終わり、新年度が始まる9月(学校によっては10月)まで長い長い夏のバカンスに入ります。
一方、社会人はというと、日本で働いている方にはにわかに信じがたい事かもしれませんが、サラリーマンから、パリの有名なアイスクリーム屋さん「ベルティヨン」の店員まで、この時期は一斉に休暇を取ります。銀行に電話をかければ「担当者が休暇中なので取り次げません(私の仕事じゃないわ)」と言われ、バレリーナもオーケストラ団員も俳優も出払っているので劇場もお休み、ゴールデンタイムのアナウンサーから大統領に至るまで、本当にきっぱりと連続した数週間のバカンスをとるのです。

周りを見回すと、

結婚してる友人は「夫と北イタリアの親戚の家に行って山沿いで涼しく過ごすの。もうクリスマスには約束していたわ」、

70代のマダムは「ベルギーやノルマンディーに住んでいる子供や孫たちと、私の別荘敷地内にある運河(!)でボートを漕いだり、本を読んだりbook」、

音楽家の友人は「オランジュ音楽祭で音楽三昧!note」、

美食家の40代独身ムッシュは「スペインのサン・セバスティアンで美味しいものを食べるよ。restaurant海辺の町でね、もちろんスペインの美しい女性に会えるのも楽しみだねぇ」

などと、皆もう既に予定がはっきり決まっているようです。

そして共通しているのは「特に何もしないけど」「のんびり」「遅く起きて、ご飯、食べて、読書して、昼寝して、読書して…」と、ゆったりと過ごす時間をかなり長く設けていること。それって退屈してこないの?どうなの?

…と、そのあたりの疑問も含めて、今月のパリジェンヌにバカンスの予定についてちょっとお話を聞いてみました。

今月のパリジェンヌvirgo

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マリオンは21歳のパリジェンヌ。パリの東部20区役所に程近いの活気のある地区で、友人3人と一軒家で共同生活をしています。現在、大学で美術史を専攻していて、特に古代エジプトの美術に惹かれているのだとか。

――バカンスはいつから?

「6月の半ばには課題を書き上げて、それが終わり次第バカンスに入るわ」

――今年のバカンスの予定は?

「特別な事では、スイスに行くと思う。彼のおばあさまの別荘があるから。1週間ぐらい滞在して…あとはいつも通り、家族で南仏の田舎に行って本でものんびり読むつもり」

――『いつも通り』のバカンスプランは、どういうものなの?

「南仏のトゥーロンに近い、海辺の小さな町で別荘を借りて家族で過ごすことが一番多いわ。今までにコルシカ島、モロッコ、アルジェリアなんかにも行ったわね。私の家族はみんな地中海が好きだから。どこに行っても、結局殆ど水着を着て長椅子に横になっているんだけど(笑い)」

――1日中そんなにダラダラしていて、退屈じゃない?

「でも、休むために休んでいるから。休みの日にショッピングや社交や勉強に励もうとは思わないもの。ああ、今日も1日何もしなかったなぁ、って夕日が沈んでいくのを見てこそバカンスだと思うわ」

――バカンスのために、日頃からアルバイトはしているの?

「週に2回、知人の子供の学校の送り迎えをしているの(注:フランスでは小学校6年生になるまで、親もしくは代理人による送迎が義務付けられている)。ご両親が観劇やパーティーで遅くなるときは、夜まで一緒にお留守番もしているわ。あとは家庭教師の先生にお茶を出したり、一緒に夕食を食べたりね。
でもバカンスに特別なお金をかけるわけじゃないから、アルバイトが『バカンスのための労働』って感じではないかな」

――今までで一番心に残ったバカンスの思い出は?

「一昨年、家族でチュニジアに行ったの。真っ青な地中海と、海沿いのギリシャ風の白い建物がとても印象的だった。海辺でうとうとしたり、タラソテラピーを受けたり、ハマムに行ったりしたわ。温泉もあるのよ」

――ところで、日本では連続で1週間の休みを取ることもなかなか難しいのだけれども、そのことについてはどう思う?

「そういう生活を経験したことが無いから、ちょっと想像しにくいけど…でも多くの日本人は、自分の意思で『休暇をとらない』という選択をしているのでしょう?フランス人はバカンスの為に仕事をしている、なんてよく言われるけど、きっと日本人は仕事の中に喜びや価値を見出しているんだと思う。そういう人はフランスではとても稀だし、その性質は尊敬に値することだと思うわ」

――マリオン、ありがとう。

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第10回講座はいかがでしたか?パリジェンヌのバカンス観が、少し窺えたでしょうか。
次回、第11回目の「私だってパリジェンヌ」講座はパリを離れまして、私も参加する国際演劇祭(IN//OFF)が始まったばかりの、南仏アヴィニヨンからお届けする予定です。

それでは皆さん、Bonne Vacances!(市瀬詩子

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2008/06/02 10:04:09 moi aussi, je suis PARISIENNE.(私だってパリジェンヌ) | | トラックバック (0)

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