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e-book Japan ベルサイユのばら

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2008年10月 2日 (木)

アニばら不思議発見

生傷と打ち身

~喧嘩っ早く生傷の絶えないオスカルに対し、喧嘩をふっかけられるアンドレは打ち身に強かった?…喧嘩の傷痕から、オスカルとアンドレの性格を考えるおはなし~

情熱的で直情的なオスカルと、冷静沈着で物静かなアンドレ。自分にはない美徳を持つ相手の性格を尊重し、補い合うことが、お互いに生きる助けになっていたのでは。
2人のこの性格がアニメ版「ベルサイユのばら」ではどう描かれていたのか、行動パターンや喧嘩の仕方から探ってみよう。

◆理不尽なご主人様、オスカル
「アニばら」前半、まだ近衛隊にいた頃のオスカルは、若さゆえかアンドレに対する振る舞いもかなり傍若無人。いくら主従関係にあるといっても、アンドレに深い情愛と忍耐力がなければ乗り越えられなかったかもしれない。

その理不尽な振る舞いは第1話『オスカル!バラの運命』から登場。軍服を着るのを嫌がるオスカルを気遣い、旦那様の言いつけを破って、「着たくないなら、無理に着るな」と言ってくれたアンドレに、「それが(軍服を着せるための)お前の手か」と食ってかかってみたり、第15話『カジノの伯爵夫人』では、「ポリニャック伯爵夫人の懐に(カジノの結果)大金が転がり込んでいる」とベルサイユの噂を話すアンドレの椅子の足を蹴とばして、床に張り倒してみたり。気に食わないことがあると従僕にあたるというなかなかのご主人様ぶりを発揮している。

第8話『わが心のオスカル』で、アンドレはオスカルに殴られる夢まで見ている。突然わけもわからず殴られ、「もうお前の顔なんて見たくない!」と言い放たれる恐ろしい映像だ。アントワネット様のことで頭がいっぱいのオスカルが自分から離れていくような気がして、その寂しさゆえにみてしまった悪夢なのだが、“いつなんどき殴られるかわからない”という彼のストレスフルな精神状態が夢に現れたともいえるだろう。

それにしても、意地悪している気も、危害を加えている自覚も全くなさそうなオスカル。2人が結婚して長く連れ添ったら、結局この自然体に戻ってくような気がします…。

◆オスカルは父親似
アンドレへの暴力はさておき、ほかの行動パターンをみても、やっぱり考えるよりも即行動、喧嘩っ早くて短気なところが多いオスカル。

アントワネットが賭博で60億円も使いこんだことを知ったときも、すぐさまべルサイユへ参上。「命をかけてお願いにまいりました」と、剣を抜いて賭博をやめるよう嘆願する。「アニばら」では、アントワネット様が、ポリニャック伯夫人にそそのかされて「自分は懐妊した」と嘘をついてしまい、その精神的ストレスから賭博にハマるのだが、結果的に、“オスカルが剣を抜いたせいで王妃様が流産した”ことにされてしまう。(第15話『カジノの伯爵夫人』)

あのド・ゲメネ公爵との決闘も、短気なオスカルならではの事件だ。自分より身分の高い人から勢いで決闘を申し込まれても、失礼のないように避けるのが普通なのではなかろうかと思うが、父ジャルジェ将軍まで一緒になってやる気満々だ。にもかかわらず、決闘前夜になると「命という尊いものをやりとりすることに、恐れを感じる…」とかいってちょっぴり後悔しているオスカル。(第12話『決闘の朝 オスカルは…?』)

アントワネットとフェルゼンが噂になりそうになったときも、心配でいてもたってもいられなくなったのか、すぐにフェルゼンに帰国を勧めに行く。なのに、フェルゼンがいなくなると「アントワネット様は今お寂しいのだ…」と同情して悩むし、もう少し考えてから行動したほうがいいのでは?と思うことが多い。(第11話『フェルゼン北国へ去る』)

この、短気ではあるが裏も表もないまっすぐな性格、そしてなんでも命がけの行動、これは結局ジャルジェ将軍譲りなのだ。なにせ、国王陛下の命令に背いたというだけで、屋敷に戻るや否や理由も聞かずに娘を手打ちにして自分も死のうとした父親である。将軍の友人ブイエ将軍(※)も、オスカルのことを「君も父君に似て気が短い」と諫めている。
※原作と違ってアニメのブイエ将軍は、ジャルジェ将軍の良き友人なのです。

◆喧嘩に巻き込まれやすい人、アンドレ
一方、喧嘩をふっかけるオスカルとは対照的に、アンドレはしょっちゅう喧嘩に巻き込まれている。大体オスカルがふっかけた喧嘩のとばっちりを受けるか、貴族に対する暴動に巻き込まれるかだが、いつも何もしていないのに暴力を受けまくっているアンドレ。オスカルと一緒にいるととにかくケガが絶えない。これも護衛の悲しい定めである。

○第22話『首飾りは不吉な輝き』では
 居酒屋で、オスカルのやけ酒につきあって呑んでいたところ、「近衛士官だって!?たたきだせ!女王の犬だ!…」ってことで、まわりの客からふくろだたきにあう 

○第28話『アンドレ青いレモン』では
 アランと初めて会ったパリの居酒屋で、衛兵隊員の憂さ晴らしの殴り合いに巻き込まれる。そして屋敷に戻り、「近衛隊をやめる」というオスカルに、「赤く咲いても 青く咲いても バラはバラだ」と忠告したところ、オスカルに平手打ちされる

○第30話『お前は光 俺は影』では
 女隊長の従僕だったことがばれて、衛兵隊員からケンカをふっかけられほとんどリンチ攻撃にあう

○第32話『嵐のプレリュード』では
 豪華な馬車でパリに出かけてしまったところ、民衆から襲われ、あやうくつるされそうになる

○第35話『オスカル、今、巣離れの時』では
 「人を愛するのに、たとえ国王陛下と言えども他人の許可がいるのでしょうか」と、旦那様に刃向かって平手打ちされ、もう少しで成敗されそうになる

こうしてみると、喧嘩は受けてくれる人がいなくては成り立たないとしみじみ思う、いやそういうことじゃなくて、アンドレの許容力には感動させられる。喧嘩も自ら買って出たりして結構嫌いではないようだ…。ジャルジェ家での平手打ちは気の毒だが、彼はオスカルや旦那さまに本当のことを言える貴重な存在だから、その言葉が相手のストライクゾーンへの直球となってしまうのだろう。

いずれにしても、「オフェンスのオスカル」「ディフェンスのアンドレ」という明確な役割分担で、2人が厚い信頼関係を築いていったことは、言うまでもありません。(智里chisato

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2008/10/02 13:29:36 アニばら不思議発見 | | トラックバック (0)

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