ル・ルーとアンドレのふらんすぷち案内
ベルナール編観劇記
「ベルナール編」、どうだった?
ん、ああ、普通に面白かった。
ヅカばら外伝三部作のラスト+主演男役&娘役のいわばプレサヨナラ公演だというのに、ゆっるいコメントねぇ・・・。
すでに「ジェローデル編」「アラン編」と観てきているから、「ベルナール編」で描かれていない部分も脳内補完されたせいもあるのかな?
自然と作品の世界に入り込めたんだよな。
ベルナール&ロザリーは原作でも登場しているカップルだから、違和感がなかったしねー。
ベルばらファン的にも宝塚ファン的にもこれは重要よ!
ジェローデル編は原作で全く接点のないジェローデル&ソフィア、アラン編はアランと妹(幽霊)だもんな。
気の毒っちゃ気の毒だったかも。
ベルナール&ロザリー
今回のベルナールは原作よりも熱い男でかっこいー!
熱血ベルナールと春風ロザリー、お似合いだったわね~。
しかしだな、若い娘が24時間体制で男を見張るのは、いかがなものかと・・・危険だよ?
それをさせるオスカルもオスカルなんだが。
それ、アンドレが言ったらシャレにならないし・・・。
好意的に解釈すると、オスカルおねえちゃまはベルナールのことを信頼というか、心の内を見透かしているわけ。
どこかのヘタレとちがって、思いあまって押し倒したりしないってね。
う・・・ごめんなさい、ごめんなさいっ!
それに、劇中でオスカルおねえちゃまがベルナールのマザコンを見抜いて暴露してたということは・・・そう、原作と一緒で覗いちゃってるわけよ。ベルナールとロザリーの会話を!
でなきゃマザコンってわからないじゃん。
ってことは、オスカルは舞台の袖でジーッとガン見ですか!
ま、原作でもあれはどうかなって思ったけど。
ベルナールをロザリーが見張り、その二人をオスカルおねえちゃまが見張っているというわけで、これなら万が一のことがあっても大丈夫っと。
安心していいんだか悪いんだか、わからんな。
ベルナール&ロザリーは、初々しいカップルから信頼しあう夫婦まで通して描かれていて、ちゃんと年月の経過も感じられるところも素敵だったわ。
おれとオスカルについてはもっともっともーっと書き込んでほしかったけど、「ベルナール編」だからしょうがないか。「アンドレ編」に熱く激しく期待したい!
小ネタ
ロベスピエールが「スカーレット・ピンパーネル」のロベスピエール役と同じ人だったのはうれしかったな。熱血革命家と冷徹な権力者のギャップがすごいよ。
ヅカばらのスピンオフ作品にさりげなくスカピンネタが織り込まれている感じ?
脚本家が違う作品でこういうのは珍しいかも。
革命のシーンからアランが登場するシーンの間がちょうど「スカーレット・ピンパーネル」の話かな。両方観るとさらにこの時代の雰囲気を感じることができるので、前にもお勧めしたけど、あらためてぜひ!
ラストシーン、そしてツッコミ
おれの出番がないジェローデル編、アランがいらんことするアラン編・・・と観てきたけど、今回はそれほど涙目になるシーンはなかったな。
私は涙目になったわよ~。未来につながるような希望のあるラスト、そして歌!
そういえばおれも涙目になるところ、あった!
「外伝三部作はラストが全部同じ」ってこのコーナーで予想しちゃったから、「しまった!予想が外れたー」って(笑)。
そういう意味で涙目なのね・・・。
涙目はともかく、ツッコミたいところは所々あるわよ。
「筆の力うんぬん」ってくだりとかね。それをいうならペンでしょー!
筆というと、どうも縦書きでさらさらさら・・・ってのを思い浮かべちゃう。
せっかくいいことを言ってるのに、勿体ない~。
おれはね、戦災孤児ってのにもちょっと「?」マークを付けたい!
戦災っていうとどうも空襲とか爆撃が思いついちゃうんだよ。この時代のパリって戦災ないしね(ないよね?)。
父親が戦死とかは多々あるだろうから、「戦争で親を失った子供たち」でいいのに。
まぁ、この作品の脚本家は数年前のヅカばらで「釈迦に説法」というセリフを登場させた前科があるので、細かい言葉選びのセンスについてはこれ以上のコメントを控えさせていただきたく・・・(苦笑)
次の「アンドレ編」で新たな迷/名セリフの登場を期待したいということで。
あ、なんだか締めに入ろうとしてない?
ところで「アンドレ編」に登場するマリーズって誰?
あ、ああ、おれがジャルジェ家に引き取られる前の幼馴染みだよ。
えっ、それホント?
うん、まあ・・・。
初の単独タイトルロールなので、頑張るとしか・・・。
あ、逃げた・・・。
オスカルおねえちゃまに恋のライバル出現なのかっ?
波乱の(なのかな?)アンドレ編、上演が待ち遠しいです!
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投稿者 えりりん 2008/12/15 0:05:00 ル・ルーとアンドレのふらんすぷち案内 | Permalink | トラックバック (0)