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2009年4月 6日 (月)

Kidsのアトリエから

“贅沢”なのはロココ・ファッションだけじゃない!? 京都の「ラグジュアリー」展で確かめよう

 18世紀当時のファッションを解説するコラム「ロココの衣装小部屋」が始まって以来、「ベルばらKids」のブログではロココ・ファッションがプチ・ブーム? 衣装展に足を運び、ヴァトー・プリーツやジュストコールの実物を見て、ローズ・ベルタン気分を味わった方もいるのではないでしょうか(担当Oはそうでした)。

 今回は、関西方面にお住まいの“にわかベルタン嬢”にお勧めの衣装展をご紹介しましょう。京都の国立近代美術館で4月9日から始まる展覧会「ラグジュアリー:ファッションの欲望」は、ロココ・ファッションをはじめとする豪華で贅沢な衣装を通して、“ラグジュアリー”なファッションの変遷をたどる展覧会です。

 “贅沢”といえば、ベルばらファンとしては、華やかなローブ・ア・ラ・フランセーズやアビ・ア・ラ・フランセーズといったロココ時代の衣装がまず思い浮かびますが、20世紀初頭のシャネルが手がけたシンプルなドレスや、既製服が当り前となった現代には稀少な一点もののハンドメイドなど、時代ごとにより、“贅沢”の解釈は異なるかもしれません。この展覧会では、17世紀から現代までの服飾品を通して、“ラグジュアリー(贅沢)”とは何かについて考えます。

 出展される衣装は約90点。そのうち18世紀のものを中心に、何点か見てみましょう。

やっぱり華やかなロココのドレス

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フランス ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ) 1770年代後半(素材1750~60年代)=京都服飾文化研究財団所蔵、広川泰士撮影

洗練と装飾性にあふれた、ロココを形容するにふさわしいドレス。特に繊細な縁飾りに注目!

男性用も負けず劣らず豪華

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コート、ウエストコート、ブリーチズ 18世紀中期=京都服飾文化研究財団所蔵、広川泰士撮影

 王侯貴族の男性のファッションも、女性に劣らず華美で豪奢です。コート(上衣)や、中に着たウエストコート(胴衣)には鮮やかな色彩の絹織物に、金糸・銀糸・多色の糸でふんだんに刺繍がほどこされています。ブリーチズ(男性用の半ズボン)は赤い絹ベルベット。

贅を尽くした宮廷用の衣装

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イタリア ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ) 1750-60年代=京都服飾文化研究財団所蔵、広川泰士撮影

 今回出展の中でも最も豪華な、迫力あるローブ・ア・ラ・フランセーズ。眩い輝きを放つ金糸のアップリケやレースがふんだんに用いられています。

玉虫色に輝くドレス

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インド? イヴニング・ドレス 1850年頃=京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影

 18世紀以外の面白いものをひとつ。白い薄手モスリンのドレスに輝く装飾は、本物の玉虫の前羽(!)を金の糸で飾り付けたもの。この2着で、約5000匹分の玉虫が使用されているとか。

これも贅沢の極み

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シャネル ドレス 1927年頃=京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
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メゾン・マルタン・マルジェラボトルの王冠を集めて作ったノースリーブジャケット 2006年春夏=© Maison Martin Margiela, Photo by Marina Faust, Paris

 上の写真のシャネルのドレスはこれまで紹介してきた18世紀のものと比べると、シンプルで地味に見えますが、薄い絹のシフォンを何枚も縫い合わせるのに高度な技術が使われていたりと、目に見えない手仕事が隠されています。
 下の写真のジャケットは、世界中から集めた、色々な飲料が入っていたボトルの王冠を約350個、つなげて作られたもの。もし同じものを作ろうとしたら、まず王冠を世界中から集めなくてはならないし、最近では瓶の王冠を手に入れること自体も難しいことかもしれません。

 自分にとっての“贅沢”ってどんなことか、衣装展を見ながら考えてみるのも面白いかもしれませんね。

PS3のハイビジョン画像で、ディテールもくっきり

 今回の展示では、衣装はマネキンに着せ、さまざまな方向からじっくり見ることができますが、さすがに手にとって見るというわけにはいきません。ディテールをもっと良く見たい!という方のために、一部の展示作品の画像を、ゲーム機プレイステーション3の高画質画像拡大技術で、47インチパブリックディスプレイに表示、ハイビジョン画質で自在にズームイン・アウトできるという環境を用意しました。ファッションとゲーム機の組み合わせ、なかなか面白い試みです。

memo「ラグジュアリー:ファッションの欲望」
《京都会場》
clock会期:2009年4月11日(土)~5月24日(日)
school会場:京都国立近代美術館
《東京会場》
clock会期:2009年10月31日(土)~2010年1月17日(日)
school会場:東京都現代美術館


⇒詳しくは公式サイトへ

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2009/04/06 16:29:58 Kidsのアトリエから | | トラックバック (2)

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