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2009年6月18日 (木)

楽園の生活案内

ようこそ楽園の都へ

 一体、アダムとイブ以来、人類が楽園のなかに生きたことはあったのでしょうか。
 「楽園」ということに関して、タレーランという、フランス革命の頃に政治家や外交官として活躍した有名な人はこう言っています。

 「楽園は失われた。1789年より前の時代を知らない人は、この世に生きた甲斐がない」

 1789年とはフランス革命が起こった年。
 つまりタレーランは、フランス革命以前の世の中――『アンシャン・レジーム』(旧体制)といいます――を指して、「これは楽園だった」と言っているようなのです。
 フランス革命以前の時代と言えばご存知、ヴェルサイユ宮殿マリー・アントワネットに代表されるような豪華絢爛な貴族文化のことだと言っても間違いではないでしょう。
 時代も場所も遠く離れた私たちには、永遠に目で見ることすら叶わない幻想の島。
 だけど幸いなことに、この楽園にかつて住んでいた人々は、沢山の痕跡を残してくれました。
 私たちはそれを追うことによって、失われた楽園をほんの少しだけ、垣間見ることができるのです。

 それによると、その楽園では、「全てのものは美しく、全てのものは官能的で、全ての男性は粋で上品であり、全ての女性はあでやかで美しく、悪いことはその醜さを失い、良いことはその退屈さを失い、悲しいことも、苦しいことも、辛いことも、それらは全て幸福へと繋がっていた」のだという。
 何だか素晴らしいことだらけで、現代に生きる私たちからするとかえって疑いの目を向けたくなってしまうくらいですが(笑)、実際このようなものが、かつては存在していたようなのです。

 それって一体どんなところだったのでしょう。
 その楽園の人々は、実際は毎日どんなことをして、どんなことを考え、どんな気持ちでいたのでしょうか。
 楽園の生活ってどんな感じなの??
 楽園とは言っても、このヴェルサイユの楽園は大多数の犠牲を支えにして続いてきたものです。
 本当は人類としての真実の楽園とはそういうものではないのかもしれません。
 けれども、「だからこそ選ばれた一握りの人間にだけ許されたその幻の島を、一目でいいから覗いてみたい!体験してみたい!」というのが人情というものではないでしょうか(笑)

 ここでは、そんな心に従って、楽園の都を旅していきたいと思います。
 みなさまにつかの間の楽園を楽しんでいただけることをお祈りして。Bon Voyage!

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『秘密の花園』貴族たちの日常や文化がいっぱいなブログ。ベルばらKids関連話も更新していく予定です。よかったら是非、遊びにきてくださいね!」

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2009/06/18 11:00:00 楽園の生活案内 | | トラックバック (1)

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今日、『ベルばらkidsぷらざ』にて、mashironの連載「楽園の生活案内」が始まりました 第一回は「楽園の都へようこそ」ということで、あの有名なタレーランの言葉、 「楽園は失われた。1789年より前の時代を知らない人は、この世に生きた甲斐がない。」 ということから始まって、ヴェルサイユの楽園ってどんな感じのものだったのかについてお話しています。 さてこのタレーランという人は一体どんな人だったのか。 彼については、以前にも『秘密の花園』の「人物図鑑」で触れました。 (記事『... 続きを読む

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