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2009年10月28日 (水)

ベルばら絵日記

ベルばらde告白劇場(2)

「こんなんでお金取ったら詐欺やん!」

「いやそう言われても…前回の打ち合わせで
要望されたことはすべて盛り込んでるんやけど…」


応接室には重苦しい空気がたれこめていた。

私はタロウ。しがないフリーのデザイナーだ。
今はミステリー作家ジャンヌ氏の最新刊の装丁を担当している。

「でも…だいたい…、センスがないねん!」

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ジャンヌは私の幼馴染。
長屋のお隣さん同士で、いつも2人おなかを空かせていたものだったが…。

そんな彼女も今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家。
月に連載を何本もかかえる売れっ子だ。
高級マンションの最上階に住み。ゴシップ誌によると印税で大好きなダイヤモンドを買いあさっているとか。


「他にセンスのいいデザイナーはいくらでもいるんやで!」

その言葉に私の我慢の限界は越えた。

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「もともと好きなようにデザインしてくれっていったのは、ジャンヌさんでしょ。
修正も10回目ですよ…。
そんなにお気に召さないないのでしたら、
もっと有能なデザイナーにあたってください」

クビを覚悟したところで、驚くほど慇懃無礼な言葉が出た。

「…それはいやや」
強情なジャンヌの顔に狼狽が見て取れた気がした。

「そうしたらもう打ち合わせできへんやん…、
明日までに、あと10パターン出しなおして!」

「け、けど他のクライアントの仕事も残ってるんやけど…」

「あかん、すべて断って。
あんたの事務所を維持できるくらいのお金やったら出したるさかいに。
この本もう続編も決まってるねん。
次もやってもらうよってに時間空けといて!」

そういえばジャンヌは子どもの頃から言い出したら聞かない子だった。
欲しい物はすべて手に入れ、願望はすべて実現させてきた。


「そんな言うて、続編いつやねん。
事務所の維持費だって結構かかるねん…」

私はすっかりあきらめ顔でつぶやいた。

しかし、結局ジャンヌの殺し文句に降伏するしかなかった。

「もう他のクライアントの仕事はさせへん。
あんたの残りの人生ごとぜんぶ買うたるわ、
なんぼ?」

3

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2009/10/28 11:18:14 ベルばら絵日記 | | トラックバック (0)

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