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2009年10月 5日 (月)

moi aussi, je suis PARISIENNE.(私だってパリジェンヌ)

”大統領のバゲット”を食べてみよう

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天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋真っ盛りのパリです。
何はともあれ、老いも若きも、マダムもムッシュも、そして大統領もバゲットがないと始まらないフランス人の食生活。

第24回目の「私だってパリジェンヌ」講座は「”大統領のバゲット”を食べてみよう」をお送りします。

「大統領のバゲット」って?
毎年春に行われるパリ市主催のバゲットコンクール。優勝したお店のバゲットは大統領官邸に、一年間一日25本のバゲットを届ける栄誉に預かれます。
今回ご紹介するのは、2009年、2008年、2006年の優勝バゲットたち。サルコジ大統領も、元大統領シラク氏も口にしていた”大統領のバゲット”を比べてみました。

2009年度、第1位のバゲット・トラディショナルがこちら。現在大統領官邸に届けられている物です。

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全長55cm。ばりっと硬めに持ち上がったクープ(切れ込み)が特徴的。表面に粉もかなり残っています。

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ばりっと立ち上がった、しっかりとした美しいクープ。
断面からもお分かりになると思いますが、蜂の巣のようにはっきりとした空気の穴が見て取れます。
小麦粉の香りが高く、それに相応しいしっかり、がっしりとした噛み応えです。

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更にこちらのお店で目を引くのが、葉脈のような模様が入った木の実入りのバゲット。使用されている粉もぐっと茶色寄りで、深い味わいが楽しめます。
59cmと全長は通常のバゲットよりもやや細長く、中はみっちりと詰まっています。見た目の美しさもさながら、パンを切った瞬間から漂う香ばしさが素晴らしい一本です。

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パリ最優秀バゲットコンクール1位の栄誉に輝いたことが記されたウインドウが目印です。
“Boulangerie Le Grenier de Félix
64, avenue Félix Faure
75015 Paris
メトロ8番線Boucicautから徒歩3分




続きまして2008年の優勝バゲットです。

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下段がバゲット、上段は同じお店のバゲット・トラディショナルです。
写真を見ての通り、やや細長い印象のバゲットは67cm。

断面はこのような感じです。
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皮はごく薄めでパリッと焼きあがり、クープはやわらかく控えめに立ち上がっています。中身はふわふわとしていて、優しい印象のバゲットです。
2009年度優勝の“Boulangerie Le Grenier de Félix”のバゲットと比べると、ぐっと生地のきめが細かく、しかし空気の層が適度に均一に空いていて、軽やかな食べ応えです。そしてクープの入り方、バゲットの形がとても均整が取れていて、芸術的とも言える仕上がりだと思いませんか?

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こちらはバゲット・トラディショナル。
通常のバゲットと比べて、噛み応えのあるどっしりとした味わいです。火の通し方はやや浅めで、もちもちとした食感が楽しめます。

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パリの端っこ、18区の更に端っこにたたずむ小さなお店です。
“Au Duc de la Chapelle ”
32, rue Tristan Tzara
75018 Paris
メトロ12番線La Chapelleから徒歩3分




ラストは2006年優勝のバゲットです。

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50cm、やや丸っこい印象のバゲット・トラディショナル。
ほかの2店舗のパンたち(両端各2本ずつ)と比べて、太く短いことがはっきりと見て取れます。

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断面。大きく空気の穴が開いている部分と、しっかりと生地が密集している部分に分かれています。
皮の下には細かい気泡がびっちりと並んでいます。是非、食べるときには耳をすませてみてください。ぴちぴち、ぴちぴち、と気泡が弾ける音がはっきりと聞こえますよ。
小麦の味はほのかに甘く、噛みしめると更にその味わいが増します。

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シラク元大統領が任期の最後の年に味わっていたバゲットです。
"Jean-Pierre COHIER"
270-272, rue du Faubourg Saint-Honore
75008 Paris
メトロ2番線Terneから徒歩1分




いかがですか?
ひとえにバゲットと言っても、お店によってこんなにも違いがあるのかと思ったものでした。

バゲット、バゲット・トラディショナル、木の実の入ったものなど様々な種類がありますが、これらは全て1ユーロ前後。
どのお店で買っても、普通のバゲットは一本0.85ユーロ~0.95ユーロ程度。値段が高騰しないように、パン屋さんの労働組合がバゲットの価格の上限や、値上げを設定しているのです。

アントワネットたちの時代、貴族たちはバゲットのような硬いパンではなく、柔らかいパンを好んで食べたそうです。でも、時代が時代であればパリでナンバーワンのパンをベルサイユ宮殿に献上…なんてこともあったかもしれませんね。

何はともあれバゲットは焼きたてが一番!フランスにお越しの際は、是非焼きたてのバゲットを楽しんでみてくださいね。(市瀬詩子


<次回11月の予告>

第15回サロン・ド・ショコラレポート

今年も世界各国の都市で催されるサロン・ド・ショコラですが、パリでの開催期間が迫ってきました。
フランスを始め、世界各国から名だたるショコラティエ(チョコレート職人) や企業が会場内に軒を連ねます。
今シーズンも日本では東京での開催が予定されています。
一足早く、パリでの様子をチェックしてみてくださいね。

サロン・ド・ショコラ2009 
Salon du Chocolat 2009
日時:2009年10月14日(水)-10月18日(日)
   10:00-19:00(16日金曜は21時まで)
会場:Paris Expo (Holl5) Porte de Versailles 75015 Paris
アクセス:メトロ12番線Porte de Versaillesからすぐ
入場料:5日間(全期間)通し券 14ユーロ
    一日券 12ユーロ

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2009/10/05 11:00:00 moi aussi, je suis PARISIENNE.(私だってパリジェンヌ) | | トラックバック (0)

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