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2010年7月29日 (木)

ベルサイユの音楽会

オスカルの弾いているヴァイオリンとはどんな楽器?(1)

 こんにちは。梅雨があけたと思ったら、毎日暑いですね。まだ夏は始まったばかりだというのに、もう夏バテしそうなErikoです。

 さて今回の「ベルサイユの音楽会」では、数回にわけてオスカルの弾いているヴァイオリンという楽器の歴史について色々お話ししていきたいと思います。

<ヴァイオリンはどのように生まれたのでしょう。>

 漫画のベルサイユのばらには、オスカルがその当時の流行のモーツァルトを弾いていたり、怒りにまかせて弦を巻きすぎて、G線を切ってしまったりと、よくオスカルがヴァイオリンを弾いている姿が描かれていますね。
 そのヴァイオリンという楽器はどのようにして生まれたのでしょうか?

 ヴァイオリンの起源は、厳密にはわかっていませんが、11世紀の十字軍遠征の後にヨーロッパ中に伝えられたリュート(琵琶のような形をした弦楽楽器)のような形のレベックという楽器がそうではないかと言われています。その後、13世紀頃には少し現代のヴァイオリンのような形の楽器に変わり、その頃は、大小様々な形がありました。

 そして、少しずつ変化していき、1510年頃にイタリア人の、アンドレア・アマティが現代の形にほぼなった、最初のヴァイオリンを作り出しました。
 それ以降は弓は少し変わりましたが、形は現代までほとんど変わっていません。
 この事は、他の楽器と比べると、本当に希有な事で、生まれた時からほぼ完成品だったという事なのです。ということは、当然オスカルの弾いていた楽器も、現代のヴァイオリンとあまり変わらないでしょう。

<ヴァイオリンという楽器の凄いところ>

 アマティの子供達、アマティー一族は、何代にもわたって、ヴァイオリン作りに携わりました。
 その名前が、今も楽器の名前としてつけられているくらいで、アマティと言えば、現代でも有名な銘器です。そしてまた、同じくらい有名な銘器のストラディヴァリも、アンドレア・アマティの子供の弟子なのです。
 そう考えると、アマティ一族はヴァイオリンの原型を作り上げた一族だと言えますね。

 アマティ一族の作ったのヴァイオリンは、現代でも使われ、演奏されています。
何百年前に作られた楽器が、今も変わらず現役で美しい音楽の旋律を奏でているというのは、本当に素晴らしい事ですね。改めて、ヴァイオリンという楽器の奥深さを感じます。
 これからも、それらの楽器を大切にし、後生に伝えていけたらいいですね。
次回の「ベルサイユの音楽会」では、ヴァイオリンの歴史の続きをお話しします。
Eriko)

<主要参考文献>

井上和男監修 『クラッシック音楽作品名辞典』 三省堂 1996
音楽之友社編 『音楽中辞典』 音楽之友社 2006
緒方英子 『楽器のしくみ』 日本実業出版社 2008
奥田佳道 『バイオリンおもしろ雑学辞典』 2009
HMミラー 『新音楽史』 東海大学出版社 1996

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2010/07/29 11:00:00 ベルサイユの音楽会 | | トラックバック (0)

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