2013年2月末をもってブログの更新を終了いたしました。 ⇒詳しく
e-book Japan ベルサイユのばら

0228delete -->

« 今週のベルばらKidsは「尽きないキャラクターたち」 | トップページ | おしゃまなル・ルー♪おたより »

2010年12月27日 (月)

ベルサイユの音楽会

クリスマス協奏曲~オスカルはどんな曲を聴いてクリスマスを過ごしたのでしょうか?

 こんにちは。クリスマスは過ぎてしまいましたが、皆様はどんなクリスマスを過ごしましたか?
 クリスマスも大切ですが、12月25日はベルサイユのばらのファンにとっても大切な日。
 そう! 12月25日オスカルの誕生日なのです!

 オスカルはどのようして、お誕生日とクリスマスを過ごしたのでしょうか?

 さて、今回の「ベルサイユの音楽会」では、オスカルが聞いていたかもしれないオスカルの生まれる少し前(1700年代に亡くなった作曲家。バロック時代の作曲家)のクリスマス協奏曲についてお話ししたいと思います。

 クリスマス協奏曲とは、どのようなものなのでしょうか?
 実は、クリスマスという名前がついているものの、私達が今日耳にしているような、ジングルベル等の軽快な音楽とはほど遠いものなのです。
 そもそも、クリスマス協奏曲とは、協奏曲のパストラーレと指示された楽章の事なのです。

 パストラーレとは、羊飼いという言葉に由来していて、羊飼いや田園風景、又は牧歌的なものを表し、ドローン(バグパイプの低音等)やオーボエのような楽器を使い、羊飼いの生活を表すような、ゆったりとした曲が多いのです。
 特にイタリアでは、クリスマスの期間に南部地方の人々が、バグパイプを都市の街角で奏する慣わしがあり、パストラールはこうした音楽を芸術音楽に取り入れたもので、故にクリスマス協奏曲と呼ばれるようになりました。

 ではここで、何曲かクリスマス協奏曲をご紹介いたしましょう。

コレッリ Arcangelo Corelli (1653-1713)

合奏協奏曲 ト短調 作品6の8 クリスマスよりパスとラーレ
 この曲は、クリスマス協奏曲で最も有名な曲かもしれません。クリスマス協奏曲は?と聞かれるとコレッリと答える方が多い気がします。
 この曲の第8番には「降誕の祝日の夜のために作られた」と書かれています。

ロカテッリ Pietoro Antonio Locatelli (1695-1764)

合奏協奏曲 ヘ短調 作品1の8 クリスマス協奏曲
 第4楽章(パスとラーレ)は、それまでの短調とは違い、長調になり、雰囲気ががらっとかわります。

ヴィヴァルディ Antonio Vivarldi (1678-1741)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.270 F.1-4  安らぎ(クリスマス協奏曲)
 この曲には、憩いー降誕の祝日のためにと表題がついています。

ヘンデル Georg Friedrich Handel (1685-1759)
≪メサイア≫ HWV56より ピーファ (シンフォニーア・パストラーレ)
 有名なメサイヤの一部です。ピーファとは、羊飼いの使っていた楽器の事です。

トレッリ Giuseppe Torelli (1658-1709)
合奏協奏曲ト短調 作品8の6 ≪クリスマス≫
 この曲の特徴は、パストラーレは最終楽章に置かれる事が多いのですが、この曲は第一楽章で、しかも短調なのです。(普通は長調が多い)

Image001

Image003_2

 Erikoは、上記の写真の2枚のCDを聴きました。
 このようにクリスマス協奏曲は色々あります。
 オスカルは、もしかしたら軽快な現代風のクリスマスソングよりも、バロック時代の少し静かで牧歌的なクリスマスの曲を好んだかもしれませんね。
 皆さんもクリスマスは過ぎてしましましたが、機会がありましたら是非聴いてみて下さい。
 それでは良いお年を。(Eriko)

<主要参考文献>
音楽之友社編 『音楽中辞典』 音楽之友社 2006

お便り募集このコラムをお読みになった皆さんの感想や質問をお待ちしています。 ⇒こちらの「ベルばらKids専用フォーム」からどうぞ。

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2010/12/27 10:31:06 ベルサイユの音楽会 | | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165303/50412580

この記事へのトラックバック一覧です: クリスマス協奏曲~オスカルはどんな曲を聴いてクリスマスを過ごしたのでしょうか?: