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2010年12月16日 (木)

楽園の生活案内

サロン探訪 ~スキュデリー嬢のサロン~

 青い部屋のランブイエ館の女主人がこの世を去り、その後を引き継ぐようなかたちで世にその姿を知らしめたのは、スキュデリー嬢
 彼女の主な取り巻きは犬一頭、尾長猿1匹、おうむ1羽、エジプト・カメレオン3匹。

 そして彼女にぞっこんだったことで有名な男性、ペリッソン
 スキュデリー嬢は残念ながら、美貌にはあまり恵まれなかったとの噂がありますが、彼女の教養と好奇心といったらそれはたいしたもので、習字、舞踊、デッサン、絵画、裁縫、農業、園芸、家政、田園、料理、医学、調剤、香油や香水の作り方、リュートの演奏、イタリア語、スペイン語など、非常に広範囲に渡って様々なものをマスターしていたのだといいます。

 それから読書は彼女の一番の楽しみでしたが、それは彼女に「書く」欲求を引き起こさせ、その結果、現代に生きる私たちがこれを見たなら、あまりの気の長さに白旗を上げたくなってしまうような、実に長い小説を書いています。
 その有名な著作には、当時の人々がみなこれに夢中になったという、『愛情の国の地図』が載っているのだという。
 これは、才女を気取る彼女と、彼女に心を奪われたペリッソンとの間で、その恋愛の初期に共同で製作されたもの。
 これを見れば、愛とは何か、愛とはどのような道をたどるものなのかが、一目瞭然というわけです。
 無関心の湖、敵意の海、危険の海、愛好の川、尊敬の川、感謝の川、うかつ、悪口、不実の道……自分が望む愛情の街に辿りつくためには、どのようなルートを通らなければならないのか。
 このようなことを、ちょっとした皮肉と知的さをもってあらわしたこの地図はきっと、恋愛議論を好むスキュデリー嬢のサロンの内で、みなの注目の的となっていたことでしょう。

 そんなスキュデリー嬢のサロンの特徴は、術学趣味。
 彼女のサロンのベースとなったランブイエ館のサロンはもう少しのびやかなムードだったようですが、こちらのほうでは大真面目に様々な問題について議論が交わされました。
 こうして彼女のサロンからは、「才女を気取る」と言われるような女性たちが、多く輩出されることになったようです。

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『秘密の花園』貴族たちの日常や文化がいっぱいなブログ。ベルばらKids関連話も更新していく予定です。よかったら是非、遊びにきてくださいね!」

     

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《ベルばらKidsぷらざスタッフより》
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2010/12/16 11:00:00 楽園の生活案内 | | トラックバック (0)

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