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e-book Japan ベルサイユのばら

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ロココの衣装小部屋

 皆様もご存知の通り、ここベルサイユは、大変しきたりに厳しいところでございます。
 朝から夜遅くまで毎日様々な儀式が決められて、それが破られることはございません。
 その慣例を変えられたのは、王妃マリー・アントワネット様でございます。王妃様が毎朝の引見である、お召し替えの儀式を簡略化され、私ローズ・ベルタンにお任せくださったことは、以前お話し申し上げましたが、それ以外にも、アントワネット様のお輿入れで変わったことはございます。

… (09/08/13)

 昨年(1788年)、フランス南東部のドーフィネ州グルノーブルで、武装した市民が国王軍に石や瓦を投げつける事件(屋根瓦の日)が起こりました。その後、同地で非合法の地方三部会が開かれ、フランス全土に流れる不穏な空気が徐々に表立った動きとなってまいりました。

… (09/07/09)

 美しい日でございます。
 1773年6月8日火曜日。王太子御夫妻が御成婚以来、始めてパリを訪問されたのでございます。
 雲一つない空はどこまでも澄み渡り、眩い光が降りそそぐ中、ベルサイユからパリへの道は旗や花で飾られ、王家を称えて歓声を上げる人の波。

… (09/06/11)

 ベルサイユ宮殿の北西、プチ・カナルの近くにグラン・トリアノン(大トリアノン)がございます。
 この城は、ルイ14世陛下が御家族や親しい方々と寛がれるために建設されたもので、始めは青と白の磁器のタイルで装飾された“中国風の宮殿”、「磁器のトリアノン」といわれておりましたが、後に建て替えられ、「大理石のトリアノン」といわれたギリシア式の簡素な宮殿でございます。

… (09/05/14)

パリの喧騒を離れベルサイユに向かいますと、宮殿の庭園は、まさに春爛漫でございます。
オランジュリーから流れてくるオレンジの花の香り、王妃様の寝室に面した南の花壇に咲き乱れる花、王妃様の内殿に面した中庭を包む穏やかな日差し。それら全てが春を謳歌しているようでございます。
そして、さながら春の女神のように輝いていらっしゃる王妃マリー・アントワネット様。「森と茂みの国」を意味するベルサイユに、これほど相応しい女王陛下はおられないでしょう。

… (09/04/09)

芳しい香りと共に、ここベルサイユにも春がやって参りました。昨年完成したトリアノン宮のイギリス式庭園には見事に薔薇が咲き乱れ、プチ・トリアノンでは「王妃の劇場」と「愛の神殿」の建設が進められております。

… (09/03/12)

私、ローズ・ベルタンマリー・アントワネット様にお仕えし始めたのは、アントワネット様がまだ王太子妃殿下の頃のことでございました。
当時、このベルサイユでアントワネット様に並び、権勢を誇っていたのは、皆様もご存知のデュ・バリー夫人でございます。

… (09/02/12)

新年を迎え、ここベルサイユでも美しく着飾った貴婦人たちや、エスコートする貴族の殿方で賑わい、宮殿内は、それはそれは華やいで麗しいことでございます。
なかでも王妃マリー・アントワネット様は、今を盛りと咲き誇る薔薇のように輝くばかりの美しさ。この花のような王妃様のお召し物が、私の手によるものだと思うと、なにやら誇らしく、驚きを禁じ得ません。

… (09/01/08)

読者ライターの安瞳麗です。はじめまして。
18世紀ロココの時代は、絢爛豪華かつ華麗なモードが薔薇のように咲き誇った最後の時代です。『ベルサイユのばら』終盤の舞台であるフランス革命を機に、モードは一部の人々のものから、全ての人々のものへと移行していきました。

『ベルサイユのばら』には、王妃マリー・アントワネットやフェルゼン伯爵の最新のモード、オスカルの軍服、アンドレのお仕着せ、ベルナールやロザリーの市民服など、様々な階級や立場の人の服装が描かれています。ここ「ロココの衣装小部屋」では、マリー・アントワネットのモード大臣といわれたローズ・ベルタンの目を通して、ベルサイユのトップ・モードから市民の服装、当時の流行のスタイル、細やかな装飾(ディティール)などを、ご紹介したいと思います。(このコーナーの連載は終了しました)

… (09/01/08)