我が家に「アニばら」旋風が吹き荒れていたころ、私と弟は毎日のようにベルばらの原作マンガとアニメを比較しては熱く語りあっていました。
… (07/09/21)アニメ版「ベルばら」が苦手という方が、その理由を述べるとき、必ずと言っていいほど登場するセリフがあります。
第38話「運命の扉の前で」。1789年7月13日の朝、出立を前にしたオスカルが、衛兵隊員たちに語るセリフです。
… (07/09/07) 「そうだ…そんなはずはない。すべてはこれから始まるんだから…俺とおまえの愛も…新しい時代の夜明けも。すべてがこれからなんだ…。こんな時に…俺が死ねるはずがない。死んで…たまる…か…」 (第39話「あの微笑みはもう還らない!」)
1789年7月13日、アンドレは銃弾により命を落とします。その死が与える印象は原作とアニメでは大きく異なっています。
「不幸になってみてはじめて人間は自分が何者であるかわかるものなのですね」
原作では、サン・クルーの離宮でアントワネットがフェルゼンにつぶやくセリフ。これは実在するアントワネットの手紙の中の一文を元にしています。ツヴァイクの「マリー・アントワネット」とマンガ「ベルサイユのばら」の主題は、アントワネット自らが産み出したこの言葉に収斂(しゅうれん)されています。
… (07/07/13)「ロベスピエールの本当の狙いは権力さ。民衆を押したててそのトップの座に座る。なにが革命だ。民衆のためだ!」
これは誰が誰に対して、どのような状況で発したセリフでしょうか?
空欄を埋めてみましょう。
( ① )が、( ② )に、( ③ )時期に発した。
原作者の池田理代子先生に「イメージと違う」 (「ベルサイユのばら大事典」(集英社))と言われてしまった「アニばら」のアラン。同事典によれば、先生はアニメを最後までご覧になっていないそうですが、最後まで見たら「イメージ」どころではないアニばらアランの変わりっぷりにどう反応されたでしょうか。気になるところであります。
… (07/06/01) これまであえてとりあげてきませんでしたが、アニメには「吟遊詩人」という役名のオリジナルキャラクターが登場します。片目片足の不自由な体でアコーディオンを抱え、貧しいパリの下町の生活をうたいあげる彼は、革命の進行をわかりやすく説明してくれる重要なキャラクターです。
ちなみに劇中で彼が歌うのはこんな詩。
アニばら第28話「アンドレ 青いレモン」のタイトルは、おそらくデュークエイセスの「おさななじみ」という曲からとったと思われます(作詞はなんと永六輔!)。しかし、件(くだん)の曲が無邪気なラブソングであるのに対して、28話は「このままではいられない」という、登場人物たちの悲愴な決意が前面に押し出された、非常に強烈な回になっています。27話までに築き上げてきた彼らの関係が、ここで一気に変化するのです。
… (07/05/04)男性キャラではアンドレに次ぐ人気を誇ると思われる原作「ベルばら」のジェローデルですが、「アニばら」ではただの貴族のおぼっちゃんに成り下がっています。あの、いきなり現れてオスカルの本質をズバズバつくセリフをはなつ、存在感のある気障(キザ)男はどこへいったんだ~。ジェローデルがいないと後半のオスカル&アンドレの関係が盛り上がらないのに。
… (07/04/20)「だって…、たとえ神だろうと私を裁くなんて許せない…!」
首飾り事件の裁判中、法廷に立たされたジャンヌはこうつぶやきます。(第23話・ずる賢くてたくましく!)
ジャ、ジャンヌ!そんな大切なセリフをこんなところで言ってしまって大丈夫なんでしょうか?
水戸黄門のような“勧善懲悪”「ベルばら」で私達を楽しませてくれた長浜監督は、第13話で突如降板となり、「アニばら」第14~18話は監督不在のまま製作されました。
… (07/03/16)アントワネットが、王の愛人デュ・バリー夫人に声をかけない。たったそれだけのことが国際問題に発展するという、アントワネットとデュ・バリー夫人のあいさつ対決(第3~9話)。ベルばら序盤、最初の盛りあがりどころです。
… (07/03/02)以前なにかで読んだのですが、池田理代子先生は、当初「ベルばら」をあくまでアントワネットの物語として描いていたそうです。最終的にオスカルが第2の主人公になったのは、想定外の出来事だったと。
… (07/02/16)プロローグ:「アニばら」とは何か
TVアニメ版「ベルサイユのばら」(略して「アニばら」)は、1979~80年に日本テレビ系列にて放送され人気を博した作品。その後、繰り返し再放送され、DVD化もされています。ベルばらKidsぷらざの読者の中にも、アニメで「ベルばら」に興味を持った方も多いのでは?
… (07/02/16)

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