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オスカルとアンドレ


アントワネットとフェルゼン

2009年7月 4日 (土)

Kids大好き!

今週のベルばらKidsは「ベルサイユで飲まれていた酒」

 7月4日の「ベルばらKids」は『ベルサイユで飲まれていた酒』。 ル・ルー、またしても「やっちまったなー」ですね。06年7月15日付「真っ赤だな」の回で、こっそりワインを飲んで目を回したル・ルー。今回は梅酒を飲んで、見事な大トラっぷりを披露しています。20090704

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2009/07/04 6:00:00 Kids大好き! | | トラックバック (0)

2009年7月 2日 (木)

楽園の生活案内

幸せのしくみ

 もし自分の運命が生まれたときからすでに決まっていたとしたら、人はどうなるのでしょう。
 すでに自分のいる立ち位置が決まっていて、自分の限界も初めからわかっているのなら、それはもういくら努力をして高みに上ろうと思っても、まったく無駄なこと。
 何故なら、どんなに頑張ってももう、すでに定められた枠線を超えることは決して有り得ないことなのだから。

 さて、まさにそんな人生の悩みに直面していたのが、楽園の都の人々でした。
彼らは強力な絶対王政のもとで、野心という野心を綺麗に削がれ、生れ落ちたときから手にしていた身分の枠を超えることは許されませんでした。
 けれども彼らはどこかでやるせない気分を感じつつも、そのようなことには負けずにたくましく生きる術を編み出しました。
 彼らの論理は、こうです。
 「どうせ自分たちの運命が固く定められているならば、その限られた狭い枠の中で、出来る限り面白おかしく過ごせばいいじゃないか!」
 そういうわけで、楽園の都では何でもかんでも面白いことが第一の関心ごとになりました。
 つまり、面白ければ何でも良し
 真面目なことは地味なわりに時間と手間ばかりかかるので、一切無し。
 出来るだけいい気持ちでいたいから、とにかく見た目は大事。
 裏を返せば見栄えさえ良ければ何でも良し
 何故ならそれが、一番効率良く快楽を味わえる方法なのだから。
 真実の追究なんて効率の悪いことは、まったくもって野暮の極み。
 そんな崇高なものを追い求めても、どうせ枠を逸脱するような悪い考えが出てくるばかりです。

 というわけで、彼らはとにかく、これでもかというくらいに「快楽を味わう方法」について追求することになりました。
 おそらく歴史的に、ここまで徹底して「快楽」を追求した文化はなかったでしょう。
 彼らの楽園には不幸がなかったのではありません。
 愛を失うこともあれば、不治の病におかされることもあった。
 死亡率はやはり高かったし、定められた運命からは決して逃れられないというあきら
めもあった。
 他のどの時代とも同じように、彼らは人類としての不幸をやはり同じように背負っていたわけですが、それでもなお、彼らの住むところが特別「楽園」と呼ばれたのは、何故なのでしょう。
 それは、そこに住む人々が一体となって、半ば確信犯的に「楽園」を作り上げたからなのです。
 彼ら自身が、世の中の何もかもを「快楽」として読み直し、解釈していったからなのです。
 こうして、後世にこう語られることになる至上の楽園は、神から与えられたのではなく、人々の手によってできあがりました。

 「自然はこれまでの法則を変えてしまった。
なぜなら、いやらしいものはすべて、輝くような美しさの奥に隠されてしまったからである。
どこを眺めても、目に見えるものは、美しさと澄みきった輝きだけであった・・・人は美しさの中に生き、美しさの中に死んでいった。
美しさは早くも、陣痛に苦しむ人々の枕辺に立ち、また死んでいく人々の手をさえまだ離さなかった。
 美しさは沈むことのない太陽であった……」
(~フックス『風俗の歴史』4 安田徳太郎訳 角川文庫より~)

 ところで、この真面目嫌い、面白いこと好きな精神にはどこかで見覚えがないでしょうか。
 そう、これは若い頃のマリー・アントワネットの精神性とそっくりです。
 彼女はまさに、楽園に住むに相応しい資格をもつ、模範的な住人だったのですね。
彼女は王妃でしたが、もし立場が違えば、天晴れなロココ人として、とても人気のある夫人として、社交界に君臨し賞賛されていたのかもしれません。

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『秘密の花園』貴族たちの日常や文化がいっぱいなブログ。ベルばらKids関連話も更新していく予定です。よかったら是非、遊びにきてくださいね!」

2009/07/02 11:00:00 楽園の生活案内 | | トラックバック (1)

2009年7月 1日 (水)

Kidsのアトリエから

「世界史レッスン」7月の更新日

いつも「ベルばらKids」をご愛読いただきありがとうございます。

今月の「世界史レッスン」の7月の更新日は14日28日になります。

どうぞお楽しみに。

 ◇ ◇ ◇

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「怖い絵3」
著者:中野京子
出版社:朝日出版社
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2009/07/01 11:00:00 Kidsのアトリエから | | トラックバック (0)

ベルばら絵日記

敵にしたくないタイプ

首飾り事件で捕らえられたジャンヌに、オスカル様はこう言った
「おそろしい女だ・・・ずるがしこくて、だいたんで・・・そしてすばらしくたくましい・・・!!」

確かに・・・考えてみたら、そんなに緻密な嘘でもないのに、
王妃のそっくりさんとか、王妃のラブレターとか・・・
ちゃんと調べればニセモノだってわかりそうなものなのに、
ローアン大司教、ちょっと騙されすぎです。

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でもそこは恐らく、オスカル様が言うように、ジャンヌのだいたんで、ずるがしこい
ビックマウスと行動力!!が勝っていたのでしょうか??

脱獄後もそのたくましい想像力で、「回想録」という書籍まで出して・・・しかもベストセラーって・・・
たくましい・・・たくまし過ぎて、敵にしたくないタイプだわ、本当。

geminiなとみ一家のほのぼのブログ
なとみ家・家族4人の日常を面白おかしく綴ってあります~
「あっけらかん」是非、遊びにきて下さいね!
http://ameblo.jp/akkerakan/

2009/07/01 10:39:36 ベルばら絵日記 | | トラックバック (0)

2009年6月29日 (月)

お便り募集&紹介

王妃様のダイヤモンドリング♪おたより

6月27日の「ベルばらKids」にお便りをいただきました。

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★アビさん

王妃様がごらんになっていた皆既日食、46年前に私、見ました。
子どもの頃の記憶って、残っているものですね。王妃様も良い想い出が出来てよかったですね。

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お便りありがとうございました。皆既日食の想い出、素敵ですね~shine担当Aは部分日食しか見たことありません…今回も残念ながらチャンスなしですbearing

2009/06/29 12:52:25 お便り募集&紹介 | | トラックバック (0)

2009年6月27日 (土)

Kids大好き!

今週のベルばらKidsは「天空のダイヤモンド」

 6月27日の「ベルばらKids」は『天空のダイヤモンド』。 7月22日は、日本全国で部分日食が観察でき、奄美大島北部や種子島南部などでは皆既日食が見られます。0627bbkids

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2009/06/27 6:00:00 Kids大好き! | | トラックバック (0)

2009年6月24日 (水)

Kidsのアトリエから

《プレゼント》中野京子氏の新刊「怖い絵3」

 ブログ「ベルばらKidsぷらざ」で好評連載中のコラム「世界史レッスン<映画篇>」の著者中野京子氏の新刊「怖い絵3」が好評発売中です。

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 名画に隠された身の毛もよだつ物語の数々…、ベストセラー美術エッセイの「さらに怖い」第3弾です。

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2009/06/24 16:21:05 Kidsのアトリエから | | トラックバック (1)

ベルばら絵日記

庶民的な国王

国民想いで、自分はとても質素だったルイ16世。
きっと子どもたちにも、惜しみない愛情を注いだことでしょう。

優しくて物腰の柔らかな国王は、今流行の草食系男子のはしりなのかもしれない・・・?

いまだったら理想のパパ、ナンバーワン!!だったかも?

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2009/06/24 12:05:26 ベルばら絵日記 | | トラックバック (0)

2009年6月20日 (土)

Kids大好き!

今週のベルばらKidsは「革命史に残る日」

 6月20日の「ベルばらKids」は『革命史に残る日』。 明日は父の日。ルイ16世も子どもたちからプレゼント攻撃を受けています。20090620

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2009/06/20 6:00:00 Kids大好き! | | トラックバック (0)

2009年6月19日 (金)

神々のプロフィール―ばらに宿った神話―

あまりにも気の毒な“いい人”~ラ・モリエールとアトラス

 ラ・モリエールは、『ベルサイユのバラ』の三代悪女の一人、ジャンヌの実の母親である。しかし、本当にジャンヌと血がつながっているの?と言いたくなるほど“いい人”である。

 ラ・モリエールは若いときにバロア家の最後の当主サン・レミー男爵との間にジャンヌをもうける。ところが、男爵はまだ15歳であった後のポリニャック伯夫人にも手をつけていて、彼女も妊娠させていた。
 ラ・モリエールにとってポリニャック伯夫人は、憎い恋敵である。しかし、ラ・モリエールは、嫁入り前だというのに不実な男の子どもを妊娠してしまった純真な少女に同情し、彼女の子ども、ロザリーも引き取り、自分の娘として育てた。ポリニャック伯夫人にとって、ラ・モリエールは、この世で一番感謝しなくてはいけないような大恩人なわけである。なのに、彼女はそのポリニャック伯夫人の馬車に轢かれて命を落としてしまうのだ。さすがにわざと轢き殺したわけではなかったが……。
 だが、あれほどの親切の代わりに殺されてしまうとは。こんなことがあっていいのかと思えるほど、かわいそうな結末である。

 いい人にはぜひ幸せになってもらいたい。
 しかし、いい人であることが、いつの時代にも必ずしも幸福につながらないことはとても残念ではあるが、事実である。
 ギリシャ神話のティタン神族の神アトラスもそうした気の毒な“いい人”である。

 アトラスは、神々の王ゼウスを頭とするオリュンポスの神々よりも古い世代の神々、ティタン神族である。
 アトラスは父親ティタン神族のクロノスゼウスと戦った際に、クロノスに味方した。筋骨隆々で雲をつくような巨体のアトラスは戦場でおおいにオリュンポスの神々を苦しめたが、ティタン神族は敗北してしまう。
 この戦争は古き神々であるティタン神族と新しき神々であるオリュンポス神族との権力争いである。だから、どちらが正義か悪かなどとはいえないが、多くの戦争がそうであるように勝ったほうが正義であり、負けた側を裁く権利がある。
 オリュンポスの神々にとって脅威の存在であるアトラスには特別重い刑罰が下った。アトラスはその力強い腕で永遠に天空を担ぎ続けなくてはいけないことになったのだ。
 いかに怪力のアトラスでも日夜天空を担ぎ続けることは、大変な苦役だ。しかし、アトラスは、その実直な性格故に黙々と天空を担ぎ続けた。

 そんなアトラスの前にあるとき、ゼウスの息子である英雄ヘラクレスが現れた。ヘラクレスは黄金のりんごを手に入れるためにアトラスに協力を求めに来たのだ。黄金のりんごを守っているのは、アトラスの娘たちヘスペリデス(黄昏の娘たち)。アトラスは自分と同じく怪力のヘラクレスに天空を担ぐのを代わってもらい、黄金のりんごを娘たちからもらってきてやった。そこで、はじめてこのアトラスははっとする。「こんなチャンスはめったにないぞ。このままヘラクレスに天空を担いでもらえたら、この永遠の苦痛から解放されるじゃないか!」
 しかし、他人を陥れるには、アトラスはあまりにも“いい人”すぎた。ヘラクレスが「これから先長い間天空を担ぐために、姿勢を直したいからちょっとの間担いでいてほしい」と言われると、「わかった!」とまんまと再び天空を担いでしまった。もちろん、ヘラクレスにはそのまま逃げられてしまうのである。

 ロザリーは一時期ポリニャック家の娘になったが、最後まで母親として慕った人はラ・モリエールだけだった。あのジャンヌですら、ラ・モリエールの死に偽りではない涙を流した。
 そして、実はアトラスもヘスペリデス以外にも多くの娘たちがいた。その中でもプレイアデス、昴の姉妹は有名で、彼女たちはアトラスが父親であることを誇りにした。かといって、彼らの不幸が消されるわけでもないだろうが、いい人の真価を自分の子どもが分かってくれているのなら、それは一番の慰めだろうと思える。(米倉敦子

《参考文献》
『もう一度学びたいギリシア神話』 松村一男監修 株式会社西東社

2009/06/19 11:00:00 神々のプロフィール―ばらに宿った神話― | | トラックバック (0)