榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー
湖月わたるのラストディ 退団会見とパレード
──湖月さんにとって宝塚とはどんなところでしたか?
「初めて出あった時から入りたいと思って、その夢が叶い、それからも1つ1つ夢が叶っていき、最後は星組主演男役という大きな夢も叶って、本当に素晴らしい時間をすごせたところでした」
──今日、朝からどんな気持ちでしたか?また涙する瞬間はありましたか?
「初日や楽というと、いつもお天気が悪かったのですが、今朝起きたらいい天気なので、ホッとしたら突風で(笑)。オープンカーで風に吹かれながら楽屋入りしました。
1日中、皆さまの“最後の1日を幸せに送り出してやろう”という気持ちが伝わってきて、幸せな気持ちで過ごしました。
涙は、楽屋口でファンに見送られて一泣き、挨拶回りで一泣き、サヨナラショーの客席のペンライトや、幕が降りるときにまた泣いて、袴姿での“フォーエバー宝塚”でまた涙が出ました」
──後輩に送る言葉は?
「言葉にするのは難しいのですが、自分の選んだ道を信じて、悔いのないように過ごしてほしいと思います。私自身ですか? そうしてきたつもりです」

──明日の朝にまずしたいことは?
「いつも朝は、目覚ましより早く目が覚めるような忙しい日々を過ごしてきたので、思う存分寝たいですね。明日1日はなにも考えずに、卒業した自分を味わっていたい」
──今後の予定ですが、大学はどんな方向に?また芸能活動は?
「まだなにを勉強するかは決まってないのですが、まず認定試験を受けて、そのあとで決めたいと思ってます。
芸能活動は、退団会見の時点では目の前の事でいっぱいで、全然考えていなかったのですが、東京初日を迎えて、寂しくなってしまったのと、今までやってきたことをストップさせるのはどうなんだろうと考えはじめて。いろいろお誘いもいただきましたし、勉強と並行して、舞台活動もやれたらやりたいなと思いだしました。お話があったなかで、ゆっくり考えていきたいと思っています」
★ ★
午後6時半過ぎからパレードが始まった。
外はやや風はおさまったものの、底冷えがしている。約8000人と発表された沿道のファンは、前列はしゃがみ、何列かの隊列となって退団者たちのパレードにそなえている。そのコントロールされた態勢は、いつもながら整然としていて、本当に感動してしまう。
柚乃玲花、羽鷺つばさ、湖咲ひより、真白ふあり、涼麻とも、大真みらん、青空弥ひろ、高央りお、しのぶ紫、下級生順に楽屋口から退団者たちが出てくる。それぞれのファンの前で立ち止まり、惜別の言葉を互いに交わして、沿道に頭を下げながらゆっくり去っていく。

ひときわ大きい歓声とともに、湖月わたるの長身の姿が楽屋口に現れる。
まず、日比谷交差点側にまで伸びたファンの列に大きく手を振り挨拶、そして向きを変え帝国ホテル方向に歩き始める。1人1人のファンの声に応えるように、途中で何度も立ち止まっては、ニコニコと微笑む。清々しい笑顔だ。ファンからは「ワタルさんのことは、一生忘れません!!」という大きなエールが送られる。その声にひときわ嬉しそうな笑顔で応える湖月わたる。帝国ホテル前に止められた車に乗るその瞬間まで、ファンとの別れを精一杯惜しむかのように、大きな笑顔で手を振り続けていた。(文・榊原和子/写真・吉原朱美)
《関連情報》
■潔く清々しく。『湖月わたるサヨナラショー』
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2006/11/13 11:17:23 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | Permalink | トラックバック (0)






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