プレシャスインタビュー
めざすはシルバータレント?成瀬こうきさんインタビュー
シャープで端正で、かっこいい男役だった。誠実そうな外見にちょっと滲ませる翳りが魅力的で、それが悪を演じさせると色気になる。そんな人気男役成瀬こうきが、突然と言ってもいいような形で宝塚を退団したのは02年9月。だが彼女は1年半ののち、華やかに変身して帰ってきた。今ではすっかり女優として活躍中の成瀬こうきに、じっくりと、これまでとこれからを語ってもらった。
2002年に宝塚歌劇団を退団し、現在は女優として活躍する成瀬こうきさんが、宝塚プレシャスインタビュー「スター列伝」に登場します。読み応えのあるロングインタビュー、前編、後編と2回に分けてお届けします。
★成瀬こうきさん
成瀬こうきさんは91年に宝塚歌劇団に入団し、「ベルサイユのばら」で初舞台を踏みました。その後、「ハードボイルド・エッグ」「ME AND MY GIRL」「チェーザレ・ボルジア」「バロンの末裔」などさまざまな新人公演主演を経験し、バウホール公演でも「ワン・モア・タイム!」「SAY IT AGAIN」などで主演をつとめ、将来を大きく期待されましたが、02年「追憶のバルセロナ」でファンに惜しまれつつ退団しました。
退団後は2年近くの“充電”で、ファンをやきもきさせますが、04年8月のトークショーで活動を再開します。その後は「東京駅」、「Collected Stories」、「ミス再婚」と舞台を中心に、今年9月にはライブも行うなど、女優としてアーティストとして、幅広い活動を続けています。
(インタビューより)
―― 02年に退団されて、1年半後でしたか?仕事を始められたのは。
そうです。04年の夏頃にトークショーをして、それから舞台『東京駅』という感じで、始まりました。
―― 退めるとき、その後のことは考えてました?
ぜんぜん。とにかくもう、いっぱいいっぱいで、そこまで全力投球でやってきたので、ひとまずお休みしたいなと。それに外の世界というものを全く知らなくてきましたから、当たり前の日常生活ができるかも、まるで自信がないことだけは自信があったから(笑)。
やり直すじゃないけど、一から学ぶなら今しかないと思ってました。その流れで、またやりたいと心から思ったときに、芸能活動のことは考えればいいかなと思ってました。
(…………)
―― (活動を再開して)ファンの方は喜んだでしょうね?
というか、ファンの方が来て下さるかどうか、すごく不安でしたね。2年近い時間のなかで、自分自身も思い切り宝塚が抜けてしまっていたし、まったく一から始めますという気持ちでしたから。ファンの方だって、もう別の人を応援してても当たり前だし、でも、久しぶりの私への物珍しさで来て下さればいいかなとか思っていました。
―― 結果としては、歓迎ムードでしたでしょう?
おかげさまでお手紙をたくさんいただいて、また活動を再開してくれてほんとに嬉しかったと書いてあるのを読んで、本当に感動したし励まされました。救われた気分でした。まだ先が見えないから、いろいろ不安になりがちでしたけど、まだ私のことを見ていてくれる人がこんなにいるんだ、ということで勇気をもらいました。
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インタビュー前半では、退団後の充電期間のこと、活動を再開したときのこと、それから今年に至るまでの舞台やライブ活動について詳しく聞いています。成瀬さんの人柄が伝わるお話が満載です。さらにインタビュー中の動画も公開!
インタビュー全文と動画メッセージは「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2006/12/17 9:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)