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2006年12月 8日 (金)

中本千晶のヅカ★ナビ!

<中級編>ああ麗しの同期愛

レベル:★★☆(中級)
分野:友情って何だ?
対象:「同期の桜」をカラオケで思わず歌っちゃう男性も

 宙組トップスター貴城けい演じる坂本竜馬が少しでも早く観たくて、ご当地宝塚大劇場まで行ってきた。
 若手のころからずっと観てきているスターのひとりだから、その成長ぶりが頼もしく、また、あの天真爛漫な笑顔もこの公演限りかと思うとなんとも寂しい。

 芝居が終わり、後半のショー「ザ・クラシック」の開幕を待っていると、なにやら客席からいつもと違うざわめきが・・・。どうやら「誰か」有名人が観に来ているらしい。
 と、そこに登場したのは、月組のトップコンビ、瀬奈じゅん彩乃かなみ大空祐飛ほか月組生徒のご一行さまだ!!

 じつはタカラヅカでは、このように、ある組の舞台を別の組のスターが観に来ることがよくある。そして、その姿を客席で目撃するのもまた、楽しみのひとつなのだ。
 豪華絢爛な舞台に加えて、客席ではまた別のスターの素顔を垣間見ることができる。そのスターがご贔屓の人だったりしようものなら、そのうなじを見るだけでクラクラ、お芝居の筋は上の空・・・なんてことにさえなりかねない。
 コメディタッチのお芝居の場合は、客席のスターにちなんだアドリブが飛び出すことだってある。だから、こういう日は「ラッキー!」とほくそ笑んでしまう。

 さて客席のアサコちゃん(瀬奈じゅん)、ショーの幕開きで銀橋から蘭寿とむが登場するやいなや、「ヅカファンの一少女」に戻ってニッコニコの笑顔で楽しんでおられる様子。たまたま私の席が端のほうで少し横を向けば月組ご一行様がよくみえたこともあって、そのチャーミングな笑顔に釘付けになってしまった。

 そして、同期でもある貴城けいが登場すると、今度はその笑顔が「同期を見守るお姉さんのまなざし」に変わるのだ。その暖かい表情は他の場面では観られないものだった。
 フィナーレ、いよいよ貴城けいがトップスターの大きな羽根を背負って大階段を降りてきた。すかさず客席を振り返ると、瀬奈じゅん大空祐飛のふたりがハンカチで目頭を押さえている。
 「立派なトップスターになったかしげちゃん(貴城)」に感極まって涙、涙・・・。その姿をみて、私も思わずもらい泣きしてしまった。

 貴城けい、瀬奈じゅん、大空祐飛の3人は1992年入団の同期生で、いわばこの期の出世頭だ。
 入団以来、同志としてライバルとして苦楽を共にし、今やそれぞれのポジションで劇団を支えるスターとなった3人。月組でトップスターおよび2番手として組を引っ張る瀬奈大空、そして、宙組で1作限りのトップスターとしてタカラヅカを卒業する貴城
 タカラヅカの同期生の絆は家族よりも強いといわれるが、このとき3人の胸に去来した想いはいったいどのようなものだったのだろう?

 いろいろ観察しちゃってスミマセン。
 スターとはいえ客席にいるときぐらいリラックスして楽しんで欲しいなと思うから、いちいち観察の眼を向けるのもどうかなと思うけれど、あまりにいい光景だったので、思わず書いちゃいました。(中本千晶)

☆ステップアップのための宿題☆
「客席チェック」ができるようになれば、立派なヅカファン中級(上級への道も近い?)。もしかして?と思ったときはお近くのベテランファンに「誰か来ているのですか?」と質問してみましょう。きっと親切に教えてくれるはずです。

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2006/12/08 10:30:00 中本千晶のヅカ★ナビ! | | トラックバック (0)

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