榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー
出会えた奇跡を忘れない 貴城けい 宝塚大劇場千秋楽・記者会見
宙組宝塚大劇場公演 千秋楽・記者会見(12月12日)
貴城けい退団会見
宝塚歌劇団宙組の主演コンビ、貴城けいと紫城るいが12月12日、「維新回天・竜馬伝!」「ザ・クラシック」の千秋楽とサヨナラショーを終えて、宝塚大劇場に別れをつげた。
その終了後に行われた、貴城けいの退団記者会見の模様を報告しよう。

マイクの置かれた机には、ピンクの薔薇を中心にしたアレンジが飾られて「華やかで貴城けいの雰囲気でしょう?」と広報の説明が添えられる。
大階段を降りた緑の袴と黒の紋付きで会見場に現れた貴城から、まず挨拶の言葉が述べられた。
「本日、宙組貴城けい、宝塚大劇場を卒業いたしました。今まで、長い道のりだったような短かったようなそんな気がいたしますが。今日、皆さまの温かい拍手、宙組のみんなの温かい笑顔をみたら、とても充実した気持ちになりました。まだ東京公演もございますので、精一杯舞台をつとめて参りたいと思います。本当にありがとうございました」
そして、記者との一問一答が始まる。
──退団発表の時に、いちばんこれからしたいことは、宙組のみんなと交流を持つことだと言っていましたが、それは果たされたのでしょうか?
「はい。十分に交流できたと思っています。雪組にいた時間のほうが圧倒的に長いのですが、それと同じくらい、時間の長さではなく、とても密度の濃い時間を過ごさせてもらったので、組替えになってまだ半年ですが、全然そんな気がしないんです。本当にみんなで支えてくれて、温かく見守ってくれました。」
──相手役の紫城るいさんとは、今日のことを何か話しましたか?
「昨日夜に、るいちゃんから、どうぞよろしくお願いしますというメールが来ましたので、2人で最高のベストカップル賞を貰えるくらい、最高の私たち2人をお見せしようと、誓い合いました。」
──退団後の予定は?
「この公演中も植田紳爾先生のイベントがあったり、サヨナラショーの稽古があったりで、まったく考える余裕がありませんでした。」
──終始、笑顔でしたが、涙ぐむときなどは。
「ものすごく楽しかったので、まったく涙は出ませんでした。」
──サヨナラの選曲は貴城さんがしたんですか?
「そうですね。入れたいものが多すぎて、そこからまた選出して。どれも選べないという状態だったんですが。いろいろな思いを込めたサヨナラショーになったと思います。」
──宙組主演男役として感じた思いは?
「主演として感じたことというよりも、宙組にいて感じたことですが、本当に今自分が、宙組に組替えになって主演男役として、卒業できることを幸せに思っております。雪組のみんなからは温かく送り出してもらい、宙組のみんなには温かく迎えてもらい、という状態で、沢山の人の温かさを感じて、だから今自分ががんばっていられるし、本当に感謝しております。それをお返しできるのは、私が舞台を精一杯つとめることしかないので、精一杯つとめたいなと思っています。」
──最後の曲に『奇跡』を選ばれて、中に「坂道を登るのは1人じゃない」というような歌詞があったのは、メッセージですか?
「はい。ディナーショーを今まで3回させていただいていて、毎回この『奇跡』は歌わせていただいていて、自分自身とても大事な曲なので、今回も歌いました。本当はたぶん恋愛の歌なんでしょうけれど、私はファンのかたへのメッセージを込めて歌いました。」

★ ★
会見が終了して約1時間後に、退団者のパレードが始まった。
朝には残っていた雨もすっかりやんで、風がないから冷え込みもあまりない。約4000人と発表されたファンたちが静かに待つなか、下級生順に退団者が花飾りのゲートをくぐり、歩いてくる。
白峰さゆり、純あいら、天翔ゆうり、貴羽右京、それぞれがファンたちに挨拶して、手を振り、車で去っていく。赤い可愛いオープンカーに迎えられた紫城るいは、まるでお伽の国の住人のように夢々しい。

いよいよ貴城けいの番になる。花のゲートから表の道まで敷かれた豆球に点灯され、クリスマスのように美しいライトアップになる。その中をゆっくりと貴城が歩いてくると、周りから歓声が上がる。笑顔が美しい。ひとりひとりと別れを惜しむかのように、立ち止まり、また歩いては立ち止まる。そんな貴城けいに白いお揃いのダウンを着たファンたちから、別れの言葉が送られる。
「カシちゃんと出会えた奇跡、忘れません。カシちゃんの愛と笑顔、ありがとう!」
ひときわ明るい笑顔になって、その言葉を受け止めた貴城けいは、迎えの濃紺のオープンカーに乗って、大きく手を振りながら去っていった。その後ろ姿は、その日の空気のように柔らかく清々しく、寂しさよりもどこか温かさの残る大劇場との別れとなった。(文・写真/榊原和子)
《関連情報》
■未来を信じて大劇場に“別れ” 『貴城けいサヨナラショー』(12/15Up)
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2006/12/13 15:00:00 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | Permalink | トラックバック (0)





真飛聖

凰稀かなめ
霧矢大夢
大和悠河
AQUA5
瀬奈じゅん
大空祐飛
北翔海莉
轟悠
彩吹真央
轟悠
安蘭けい
愛音羽麗


匠ひびき
麻路さき
朝澄けい
香寿たつき
彩輝なお
麻路さき
湖月わたる
朝海ひかる
高嶺ふぶき
月船さらら
貴城けい
月影瞳
美々杏里
真琴つばさ
湖月わたる
樹里咲穂
麻実れい
朝澄けい
真琴つばさ
安寿ミラ
紫吹淳
大浦みずき
日向薫
