榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー
春野・桜乃花組主演コンビが2007年新春鏡開き
宝塚大劇場(1月1日)
2007年新春鏡開き 花組春野寿美礼・桜乃彩音
1月1日午前11時半より、宝塚大劇場のロビー階段上にて、花組主演コンビによる鏡開きが行われた。
ロビーをぎっしりと埋めつくしたファンは発表によると1000人以上で、熱気溢れる鏡開きのセレモニーとなった。
大きな酒樽が用意された正面階段に、春野寿美礼と桜乃彩音が登場すると、たくさんの拍手が送られる。2人の木槌で酒樽のふたが開けられると、そのまま乾杯の儀式に。厳粛ななかにも和やかに、鏡開きのセレモニーが終了した。
新春の挨拶は、まず春野寿美礼から「新年明けましておめでとうございます。2007年の1月1日にこうして華やかな場で皆様と早速お会いすることができ、本当に幸せに思っております。昨年は私にとりまして色々なことがあり、充実した年でしたが、今年はより一層、春野寿美礼として華やかに過ごして参りたいと思っております。これからも華やかな花組を、そして宝塚歌劇をよろしくお願いいたします」。
続けて桜乃も「新年明けましておめでとうございます。昨年は春野さんの相手役として、色々なことに挑戦させていただき、とても幸せな1年でした。今年も精一杯頑張りたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします」。
そのあとの報道陣との一問一答は、以下のように行われた。
──春野さん、一気に呑まれたようですが、味はいかがでしたか?
春野「木の香りがして、おもわず一気に(笑)。なめらかで美味しかったです」
──先ほどの挨拶で、華やかと言っていた意味をもう少し詳しく。
春野「今回のお芝居のほうは、とくに華やかというわけではないのですが、私自身が宝塚の一員として、また
春野寿美礼として、華やかにすごしたいなと思っています」
──2007年の最初を、どんなふうに迎えましたか?
春野「その時間は寝てました(笑)。日付が替わるまで起きていようと思ったのですが、なんだか中途半端な時間だったのでベッドに入ったら寝てしまって(笑)」
桜乃「私は同期とテレビの前で飛び上がって跳ねてました」
──これから初夢をみるわけですが、どんな夢をみたいと?
春野「脳天気な、明るく、ゲラゲラ笑っているような夢がいいですね」
──今、稽古中の『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』について話してください。
春野「お芝居についてはお稽古が始まったばかりで。演出家の木村先生が私のニヒルなところを見たいと言ってくださったんですが、スカっとするくらい明確に謎を解いて事件を解決していく人ではあるけれど、どこか哀愁が漂うようなところもある、お客様の心に残るような役柄にしていければと思っています。
ショーについては、お芝居とは対照的に明るくはじけた感じで、題名のように軽快なものになればと思っています」
桜乃「お芝居については、幼いときの傷を心に持っている人で、いろんな顔を持っていて、マダム風になったり、男のようになったりと、大変複雑な役ですが、新しい挑戦ができるのが楽しみです。表面的なことだけでなく、中身を深めていければと思っています。ショーはとても明るく幸せな気持ちになる内容です。皆様に楽しんでいただきたいと思っています」
──新年、いちばん初めにお客様と顔を合わせることになったわけですが、皆様へのメッセージを。
春野「今日、たくさんのかたが新年鏡開きにお越しになっていると聞き、すごく嬉しかったです。月組公演の初日より前にこうして、お客様と会えたことはラッキーだなと(笑)。華やかな新年に、宝塚歌劇の皆を代表してご挨拶をさせていただき、大変光栄です。本年もどうぞよろしくお願いいたします」
桜乃「さきほど階段を降りてくるとき、たくさんのお客様の笑顔が飛び込んできて、とても幸せな気持ちになりました。今年も頑張りたいと思っています」
(文・写真:榊原和子)
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◆花組宝塚大劇場公演◆
グランド・ロマンス『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』~江戸川乱歩作「黒蜥蜴」より~
脚本・演出/木村信司
ショー『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』
作・演出/萩田浩一
公演期間:2007年2月9日(金)から3月19日(月)
詳しくは⇒宝塚歌劇団公演案内ページへ
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/01/04 8:32:01 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | Permalink | トラックバック (0)