出戻りファンの温故知新
ムラの秘密
出戻りファンになってすぐに始めたこと、それはネット検索でした。世の中便利になりましたね。
例えば「今日の舞台で右から何番目にいた方はどなたですか?」と聞けばすぐに教えてくれるなんて、昔ではありえないことでした。
ネットでいろいろ調べていて、不思議に思った言葉が一つあります。
「ムラ」という言葉。
どうやら宝塚にある「宝塚大劇場」の事を指しているようなのですが。
なぜ、「ムラ」なのでしょう?また、いつから「ムラ」と呼ばれるようになったのでしょう?
調べてはいるのですが、答えが見つかりません。
どなたか「ムラ」と呼ばれるようになったいきさつをご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?(雅幸姫)
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調査隊(スタッフのこと)も初めてこの言葉を聞いたとき、何のことかわかりませんでした。朝日新聞でも「ムラ」については何回か取り上げていて、たとえば、
宝塚のミュージカルやレビューは、脚本・演出とも植田ら歌劇団所属の演出家が手がける。生徒たちの個性を意識し、それを生かす脚本づくりは当たり前。退団する生徒のためには、別れをにじませた役柄やせりふを用意することも多い。本拠の宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)ではオーケストラも専属。衣装や装置も、一部は別会社化されたが、歌劇団オリジナルだ。養成機関、劇団、劇場、制作機能が宝塚市に集中するさまを、東京のファンは「ムラ」と呼ぶ。独特の家族的な雰囲気を言い得て妙だ。――(2003年8月2日付け紙面より)
あるいは
「ムラ」
宝塚歌劇のファンは、本拠地宝塚をなぜかこう呼ぶ。
………
のめり込む理由は、見果てぬ夢があるから。「男役のような男性は絶対いないでしょ。歌劇は120%美化された世界。だからこそ浸りきれる」
…………
ヒーローの恋愛譚(たん)、固い友情、愛と死。
歌劇団が見せ続けてきたのは、物質的に豊かになってもつかむのが難しい夢。観客は現実を忘れ、物語に身を委ねる。
その瞬間に心を潤す充足感が、久しぶりに戻った故郷の温かさに似ているから、「ムラ」と呼ばれるのだろうか。――(2003年5月10日付け紙面より)
または
まるで夢の続きをみているよう。うっとりした表情の女性たちは、タカラジェンヌの写真やポスター、公演プログラムが入ったすみれ色の袋を手にしている。午後4時すぎ、宝塚歌劇の本拠地・宝塚大劇場と阪急宝塚駅を結ぶ「花のみち」は、一日で一番のにぎわいをみせる。
春。みちの両側にソメイヨシノやヤマブキ、ツツジなど色とりどりの花が咲き乱れる。南欧風の赤い屋根瓦の建物、つる草を模した街路灯、歌劇のワンシーンを切り取ったブロンズ像…。これら「舞台装置」もメルヘンな雰囲気を盛り上げる。
…………
大劇場かいわいは「ムラ」と呼ばれる。歌劇が休演する水曜日はみち沿いの店もほとんど休み。――(2004年5月10日付け紙面より)
など。しかし「花のみち」の由来を書いている記事はあっても、「ムラ」という呼称の始まりについて触れているものは残念ながら見つかりませんでした。「ムラ」の由来についてご存知の方はご一報ください!
次回は、雅さんも先日初めて訪れて“驚いた”という「ムラ」の秘密について詳しく紹介いたします。(調査隊隊長ハットリ)
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今後の「温故知新」のラインアップ(予定)
◆懐かしの宝塚アワー
◆歌詞の変化?
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/01/10 14:00:00 出戻りファンの温故知新 | Permalink | トラックバック (0)