プレシャスインタビュー
女医、吸血鬼そしてハムレット―安寿ミラさんインタビュー
安寿ミラのフィールドは広い。昨年は『アルジャーノンに花束を』という話題作から、ブラック・コメディ、得意のダンスを生かした舞台まで、さまざまな顔を見せてくれた。今年は3度目の上演となる『ハムレット』で幕を開け、そのあとには振付の仕事も待っている。着実に安寿ミラらしい仕事ぶりを見せてくれる彼女の“いま”を5QUESTIONSとともにチェック!
2007年2月に3度目のハムレット役に挑戦する元宝塚トップスターの安寿ミラさんが、宝塚プレシャスインタビュー「スターNow!」に登場します。読み応えのあるロングインタビュー、前編、後編と2回に分けてお届けします。
(インタビューより)
―― 『ハムレット』ですが、初演から好評の作品でしたが、今回はどこか変わりそうですか?
セリフは変わらないんですが、構成が変わりました。今回は最初からミュージカルが始まるということを、全面に出してます。
すごく好きですね、今回の始まりは。ホレーショが荷車で来てしゃべっていた箇所が、今回は歌になりました。これから何かが起きるぞという、ちょっとオドロオドロしいけどカッコいい歌で、作曲は宮川彬良さん。
私たち『ハムレット』を演じる一座がそれぞれ荷物を持って現れ、「始まりますよ」と歌って、そこから『ハムレット』の世界になるんです。
―― 初演が2002年、再演が2004年、3回目のハムレット役ともなると、愛着があるでしょうね。
また『ハムレット』をやると聞いたときは、その間に『クラリモンド』や『田園に死す』をやっていたのですが、「あ、またやるんだ、またセリフが…」と思っていたんですよ。
でも、いざ稽古に入ってみると、「ああ、やっぱりいい役だな」と思いました。稽古では声がガラガラになるくらい疲れるんですけど、とにかくセリフがいいですね。言葉は美しいし、比喩が何重にもかけてあって、いろんな意味が含まれている。それを言える喜びがだんだん湧いてきました。
…………
インタビュー前半では、『ハムレット』にかける意気込みのほか、昨年の舞台を通じて大きな出会いがあったこと、普通じゃない役柄が続いたことなどについて伺いました。『ベルばらレジェンド』でオスカルの頃のお話を伺ってから約1年、安寿ミラさんの“今”がわかるインタビューの全文は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。また動画メッセージつきの後半は2月10日に公開予定。お楽しみに!
3度目の上演となる今回は、新曲も加わりよりミュージカル性が高まったとのこと。
2月2日のシアター1010での公演を皮切りに、兵庫や池袋サンシャイン劇場で2月18日まで行われます。
⇒詳しくは公演情報へ
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/02/03 6:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)