プレシャスインタビュー
刺激を受け続けた1年間 ― 樹里咲穂さんインタビュー
歌も、ダンスも実力派で、2005年9月末に宝塚歌劇団を退団してから、ミュージカルやショー、ライブとエンターテイナーぶりを発揮してきた樹里咲穂が、また有名なミュージカル『モダン・ミリー』に出演する。この作品では、少し浮世離れしたお嬢様役ということで、そのせいかどこか柔らかでおっとりとした話しぶり、と思ったら、インタビューの数日後には結婚のニュースが! そんなハッピー感がそこはかとなくうかがえる、樹里咲穂の“今”を5QUESTIONとともにチェック!
樹里咲穂さんが、宝塚プレシャスインタビュー「スターNow!」に登場します。4月16日から東京・新国立劇場 中劇場で始まるミュージカル『モダン・ミリー』では、久しぶりに紫吹淳さんと共演、紫吹さん演じるミリーの友人でお嬢様のドロシーを演じます。前編はまず、06年の活動を振り返っていただきました。
樹里咲穂
じゅり さきほ。女優、元宝塚歌劇団男役スター。大阪府出身。
90年「ベルサイユのばら」で初舞台。月組、宙組に所属し、2000年から専科。
宝塚時代の主な舞台に「ME AND MY GIRL」(95年)、「WEST SIDE STORY」、(98年)、「ベルサイユのばら」(01年星組)、「エリザベート」(02年花組)、「ファントム」(04年宙組)ほか多数。 05年「Ernest in Love」(花組日生劇場公演)を最後に退団。以降、舞台やコンサートで幅広く活躍。
退団後の主な舞台・コンサートに「ベルリン・トゥ・ブロードウェイ」「花嫁付き添い人の秘密」「スウィート・チャリティ」ほか。
(インタビューより)
―― 退団されてからいろいろと出演されてきてますが、樹里さんのなかで、とくに手ごたえがあって、これで変化があったなという仕事というのは?
本当にいろいろさせていただいていて、ミュージカルの舞台に自分のライブやショーもありましたし、『エリザベート・ガラコンサート』では男役(ルキーニ)に戻ったりとか、それぞれ面白い仕事だったのですが、やはり、意識が女優さんモードになったというか、女性をちゃんと表現することになったのは、昨年8月の『花嫁付き添い人の秘密』ですね。あの作品で主役をさせていただいたのが、自分では大きかったです。ストレートプレイでもありましたし、女の子らしい役だったし。でも演出の三輪えり花さんからは、セリフのしゃべりかたが硬いとよく注意されました。ちゃんと喋ろうとしすぎるというか、男役っぽいしゃべりかたのクセが出てるらしくて、気をつけてくださいと言われました。
―― メグは受け身っぽいというか、樹里さんがたぶん一度もやったことないタイプの女の子でしたね。
そうなんです。でも、本来はそういうフニャフニャしたところもあるので、意外と出しやすかったんですけどね。共演者に、星奈優里ちゃんとか香坂千晶さんとか、宝塚の娘役をしていたかたたちが一緒に出ていたのですが、宝塚時代の同期生の星奈優里ちゃんは、すっかり女優さんになっていて、力が抜けていて「わー、すごい」って思いました。
―― 皆さんの、女優としての変化がわかりやすいぶん、自分の変化の参考にもしやすかったんですね?
そうですね。とくに大先輩の安奈淳さんは、とてもすばらしいなと。男役だったダイナミックさをどこかに感じさせながら、また新たな部分が生まれていて、“かっこいい女性”というのがとても自然で。そういうかたと一緒に共演できたことがよかったなと思います。
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インタビューの全文は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。そしてインタビュー後編では、N.Y.で観て以来、大好きな作品という『モダン・ミリー』について詳しく伺いました。樹里さんの「今」がわかる5つの質問もお楽しみに!
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/04/14 7:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)