榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー
春野寿美礼初日会見『明智を宝塚的に華やかに』-明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ
花組東京宝塚劇場公演(4月6日)
『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴(トカゲ)』
『TUXEDO JAZZ』
4月6日、東京宝塚劇場で、花組の『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴(トカゲ)』『TUXEDO JAZZ』が幕を開けた。
木村信司作・演出の『明智小五郎の事件簿』は、主演男役の春野寿美礼が名探偵明智小五郎に扮し、主演娘役の桜乃彩音が演じる女賊黒蜥蜴と、事件を通して知恵比べをしていくものだが、その頭脳プレーともいえるスリリングな闘いと、2人の間に次第に生まれていく恋愛感情が、作品の見どころになっている。
また、ショー『TUXEDO JAZZ』は荻田浩一の作・演出によるもので、聞かせるスター春野寿美礼を中心に、花組メンバーが盛り込まれているさまざまなジャズを、次々に歌いこなし、踊りこなしていくという、テンポとリズムで見せるステージだ。
東京の初日朝の通し稽古のあと、囲みインタビューの場に現れた主演男役春野寿美礼から、まず挨拶があった。
「本日より東京の劇場で公演をさせていただきます。
『明智小五郎の事件簿』と『TUXEDO JAZZ』ですが、2つとも私たち花組にとりましては、またファンの皆さまにもそうかもしれませんが、ちょっと異色というか、そういう思いを持っている作品です。だからこそ、“でも宝塚の作品になった”と言っていただけるようにがんばりたいと思っています。よろしくお願いします」
続いて取り巻いた報道陣から質問が投げかけられる。
──『黒蜥蜴(トカゲ)』で、明智小五郎を演じる上でのポイントは?
「明智の役作りのポイントとしては、探偵としては気持ちいいな、と思うくらいすっきりと謎を解いていく敏腕名探偵としてお見せしたいというところがあるんですけれども、その名探偵でも実は妹を持っている1人の人間という、その心の葛藤を皆さまに見ていただきたいなと思っています。」
──『TUXEDO JAZZ』についてですが、これまで春野さんにとってジャズというものがどうだったのか、またこの作品でジャズのどんな新たな魅力を発見したのか?
「そうですね。ジャズは今でも難しいと思います。ジャズって即興から生まれたもので、主題歌にもそういう歌詞が入っているわけですが、クラシックみたいに決まりがあってというのではなくて、その時の労働者の気持ちから生まれた音楽だということですから。
だったらすごく鼻歌でできそうな感じもするんですが(笑)、公演として皆さまに聞かせよう、観ていただこうと思うとなかなか難しくて。
それなりにちゃんと気がすむまでお稽古して、でもお稽古してきましたというのではなく、皆さまがその音楽を聞いて心地よくなれる、というような表現ができたらなと思います。」
──専科で特出の矢代鴻さんとの掛け合いが、圧巻ですが。
「はい、実際楽しいのですが、それと同じくらい緊張していて。毎日、いろんな色を出されるかたなので、それに一緒にノッていこうというので、楽しく緊張しながら、スキャットさせていただいてます。」
──2作品とも異色ということですが、宝塚的にどう異色なのかを。
「皆さんのほうからも、明智小五郎は宝塚の雰囲気じゃないというお手紙をいただいたりしたんですけど、私が実際、子供の頃にテレビで眺めていた明智小五郎って、ちょっと地味というか(笑)。宝塚でやるのは世界が違うんじゃないかと思って、異色だなと思ったんですが。でも、それをいかに宝塚らしく、私たちが華やかな作品に仕上げていくかというのが問われているんじゃないかなと思ってます。
『TUXEDO JAZZ』のほうは花組にとって慣れない感じの流れのショーです。荻田先生のショーは初めてなので。でもやっと東京公演の今日、初日を迎えて、やっと慣れてきたという感じです。」
──明智の背広姿がカッコイイのですが。男役の着こなしを伝授してください。
「私たちの場合は自分のサイズに合わせて作っていただいているので、妥協しないで、何センチと言うところまで合わせていただいてます。あとはスーツを背中で着られるようになったらいいなと思ってます。」
──明智を宝塚的に華やかにという見せ方は具体的には?
「実は…だったという意外な設定になっているので、そのときにドラマティックな感じを華やかに表現したいなとか、まず男役はかっこいいというのがあるので、『ときめいた』という歌を歌うときも、ちょっと角度つけたりとか。あまり必要ないんですけど(笑)、宝塚的に動きをつけたりしたほうが、大きな舞台なので華やかになると思ってやってます。」
最後に、「これから千秋楽までよろしくお願いいたします」と結んで初日会見は終わった。(文・榊原和子/写真・吉原朱美)
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◆宝塚歌劇花組公演◆
グランド・ロマンス『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴(トカゲ)』~江戸川乱歩作「黒蜥蜴」より~
脚本・演出:木村信司
ショー『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』
作・演出:荻田浩一
期間・場所:
2007年4月6日(金)~5月13日(日) 東京宝塚劇場
※⇒公演の詳しい情報は宝塚歌劇団HP公演案内ページでご確認ください。
《関連情報》
■乱歩作品にふさわしい春野“危険”な匂い『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』(07/2/26)
■荻田+春野寿美礼の“男役の美学とスパイス”が隠し味『TUXEDO JAZZ』(07/2/26)
投稿者 宝塚プレシャススタッフ 2007/04/09 12:26:48 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | Permalink | トラックバック (2)
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