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2007年5月25日 (金)

中本千晶のヅカ★ナビ!

《上級編》「東大脳」にもタカラヅカ

レベル:★★★(上級編)
分野:教育学
対象:我が子を「東大脳」に!もしかしたら“効く”かも?!

知り合いの東大生U太君とオガワ君が「一度、タカラヅカを観てみたい~」 という。
U太君は文学部で美学芸術学を学ぶ5年生(つまり留年中)、オガワ君は同じく文学部にて社会学を専攻。ふたりとも本が大好きで、出版関係のサークルをやっている。

将来、日本の出版界の未来を担う若者がタカラヅカを体験するのは非常にいいことだ!というわけで、花組公演「明智小五郎の事件簿 ~黒蜥蜴~」をいっしょに観て来ました。

劇場に入るやいなや、その独特の空間にふたりとも「うおおお~」 っと興奮気味。
だが、この空間で男子二人組は非常に目立つのである。最近は男性の観客も多少増えたとはいえ、妻やカノジョに伴われてくる男性がほとんど。「男子二人組」でも気軽に劇場に足を運べるようになるといいんだけど。

終演後は有楽町のガード下にて一杯。気のきいた感想を言うように強要したところ、まずU太君。

「タキシードを着て踊るシーンで、素手でなく手袋をつけているのがいいなと思った。そうすると手の動きがはっきりきれいに見えるんですよね」

と、さすが「美」について5年間も学んできただけある感想だ。
さらに、

「男役さんの髪型がみんな同じようだったけど、もっといろいろあってもいいのに。スポーツ刈りぐらいなら十分きれいに見せられる気がするけど」

なるほど、今回のお芝居は戦後日本の話だし、リーゼントの前髪立てだけじゃないバラエティがあってもいいかもね。

そしてオガワ君。じつは彼、一見ごく普通の爽やか九州男児なのだが、じつは重度の弱視。その障害を明るく克服して見事に東大に合格した経歴の持ち主なのだ。
(そのいきさつはオガワ君の最新刊「視力3cm―それでも僕は東大に」(グラフ社)を読んでね)

そんな彼がタカラヅカを観るとどうなるかというと、当然、舞台上の役者さんの動きやダンスはほとんど見えないらしい。ただ、歌やせりふを聴くだけでも十分に楽しいし、音楽に乗ってぴしっと揃った動きをしているんだなあという「気配」は感じられるので、それも気持ちいいんだそうだ。

聴く力が人一倍鋭い彼は、こんな感想を聞かせてくれた。
「せりふの言い回しがストレートプレイと違って、耳にすごく心地よい。音楽と音楽の間にせりふが挟まっていても違和感がないんです。これは日本の舞台芸能に共通した特色かもしれない」

なるほど! 確かに歌舞伎なんかもそうだし、浄瑠璃語りという伝統もある。無声映画の時代に活動弁士が大活躍したのも日本だけだ。
このテーマ、すごく興味深いから、もっと深めてみたいと思った。

ふたりともタカラヅカ初体験で、それぞれ大いに刺激を受けたに違いないのだけど、私は彼らといっしょに観劇することで、一味違う視点からタカラヅカを見直すことができた。

気の置けないファン友だちとミーハーに楽しむのもいい。でも、たまにはこういう観劇もいいかな、と思う。(中本千晶)

☆ステップアップのための宿題☆
初めて宝塚を観る人に、どの作品を観せるべきかは迷うところ。でも私はあまり深く考えなくてもいいんじゃないかと思っています。これも男女の間と同じで、結局はタイミングと相性。ハマる人はいつか必ずハマるものですから。

⇒中本千晶さんの著書『「東大脳」の作り方と使い方』

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/05/25 11:00:00 中本千晶のヅカ★ナビ! | | トラックバック (1)

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