公演情報エトセトラ
ダンスの名手が勢ぞろい!『DANCIN' CRAZY』制作発表
『DANCIN' CRAZY』は、歴代宝塚スターの中でも特にダンスの名手として名高い6人に、オーディションで選ばれた12人の元タカラジェンヌを加えた、総勢18名によるダンスショーです。現役時代にはありえないゴージャスな顔合わせも楽しみですが、退団後の活動や経験がどのように踊りに活かされるのか、OG公演ならではの見どころとして期待されます。
構成・演出は、ショーでは定評のある三木章雄。振付には、宝塚歌劇ではおなじみの羽山紀代美、前田清実、KAZUMI-BOYに、東京バレエ団の伝説的なプリンシパルダンサーで、今回初めてバレエ以外の振付を手がけるという高岸直樹が加わるのも話題です。
制作発表会は、6人のスターたちの現役時代の名場面映像で始まりました。作品の概要紹介の後、『DANCIN' CRAZY』ポスターと同じ、黒いパンツスーツに身を包んだ5人のダンサーと2人のスタッフが壇上に登場し、挨拶が始まりました。
まず、三木が「今回、このメンバーと再会し、一緒に仕事が出来る幸せを感じて胸がときめいている。踊ることの楽しさ素晴らしさを、今回のメンバーで共有・再確認していきたい」と述べました。
続いてキャスト5人の挨拶に移ります。
最初は88年~91年の花組主演男役、大浦みずき。自身がプロデュースしたダンスシアター『コインランドリー』で、変わらぬ切れとともに、深みのあるダンスを見せた大浦は「このメンバーの中でも飛びぬけて上級生なのでお手柔らかにお願いしたい。宝塚の外に出るとなかなか踊る機会もなく、この公演には感謝している。」と話しました。

次に01年~04年に月組主演男役を務めた紫吹淳。退団後も幅広い活躍で、4月にはブロードウェイ・ミュージカル『モダン・ミリー』でキュートなヒロイン、ミリーを演じて好評を博しました。昨年のテレビ番組“シャル・ウィ・ダンス?"では宝塚代表(?)として見事優勝し、まさにダンスの名手の面目躍如。「憧れの大浦さんの隣にこうしていること自体がまずすごいこと。スリルとサスペンスの舞台になると思いますが(笑)、楽しいステージにしたい」と語りました。
03年~06年に星組主演男役を務めた湖月わたる。会見の前日に退団後初舞台にして初主演作『ダム・ヤンキース』の千秋楽を迎えたばかり。ダンス満載の『ダム~』では、セクシーながらも宝塚時代と変わらぬ豪快な踊りを見せてくれた湖月も「憧れの大浦さんの隣でバクバクしている」と述べ、ステージへの抱負を語りました。
02年~06年に雪組主演男役を務めた朝海ひかるも、5月に『PRIMARY COLORS』で退団後の初舞台を披露したばかり。キャストの中では最も現役時代に近いということで、「このメンバーの中ではいちばんフレッシュ。ミントのような役割を果たしたい」と笑いを誘うコメント。
96年~99年に月組主演娘役として久世星佳、真琴つばさの相手役を務め、退団後はテレビでの活躍も目立つ風花舞も、大浦への憧れと尊敬を語り、ステージに向けて体作りに励みたいと話ました。
また、97年~01年に星組主演娘役として麻路さき、稔幸の相手役を務め、退団後は舞台を中心に活躍する星奈優里は「ついていけるか心配だが、公演に参加できて嬉しい。」とメッセージを寄せました。
今回初めてバレエ以外の振付をするという高岸は、海外でも評価の高い東京バレエ団のプリンシパルで、最近は演出・振付も手がけています。モーリス・ベジャールとの「ザ・カブキ」や「ボレロ」などで伝説的なバレエダンサーです。高岸は「クラシックバレエの要素を基本に、そこから広げていきたい」と話しました。
続いて記者から質問が寄せられました。
―― 宝塚時代のダンスで印象に残っているのは?
大浦「リンダ・ヘーバーマン振付の“ダンシング・オン・ザ・ベニー・グッドマン”」
紫吹「入団3年目に9人で踊った“デモリション・マン”。初めて大浦さんと踊らせていただいた喜びがあります」
湖月「サヨナラ公演で踊った謝珠栄先生振付の“ポラリス”」
朝海「やはりサヨナラ公演で、羽山先生振付のエンビの場面が印象に残っています」
風花「トップお披露目公演の『CAN-CAN』。ラストの大CAN-CANです」
―― 今回のいちばんの特色と構成は?
三木「特色はやはりこのメンバーでやるということ。時空を超えるというか、普通では集まらないメンバーが一緒に踊るという時間のぜいたくさを感じて欲しい。
それぞれが中心になる場面、皆が一緒にやる場面が組み合わさった構成になると思うが、ダンスは稽古してみないとわからない部分もあり、いろいろ考えていることはあるがこれから作っていく」
―― 宝塚の踊りの魅力、今回の踊りの魅力は?
三木「ダンスは、踊り手の過去・現在・未来全てが出てしまうところが面白くもあり、怖いところ。宝塚現役生は同世代で、同じような体験を経ており、同質的でまとまった踊りになる。
一方、今回のメンバーは退団して自分の世界に突き進んでいる人ばかり。バックグラウンドもそれぞればらばらになっている。同じ表現や感じ方でも深く厚くなり、個性が出ると思う。」
―― 今の自分にとって「踊り」とは?
大浦「今年のテーマは“踊りと向き合う”こと。踊りはすごくしんどいが、今この年だから出来ること、今までやってきたことが反映できる踊りをしたい」
紫吹「さまざまなジャンルのダンスを経験し、自分のベースになっている。ダンスをなくしたら紫吹淳はないと言える。もっと進化していきたい」
湖月「いつもそばにいてくれて励まし、叱ってくれる親友のようなもの」
朝海「歌・踊り・芝居の中ではいちばん自分を表現しやすいジャンルと思っています」
風花「自分の居場所と感じられるリラックスできるもの」
☆ ☆ ☆
『DANCIN' CRAZY』東京公演は8月2日~4日(文京シビックホール)、8月22日~23日(ゆうぼうと簡易保険ホール)、大阪公演は8月9日~13日(梅田芸術劇場)で行われます。詳しくは宝塚クリエイティブアーツHPでご確認ください。
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/06/07 23:16:27 公演情報エトセトラ | Permalink | トラックバック (1)
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