『あさきゆめみしII』主演 春野寿美礼・桜乃彩音対談（前編）

　７月の梅田芸術劇場では、花組公演『源氏物語 あさきゆめみしII』が上演される。大和和紀の人気漫画をもとにした宝塚版『あさきゆめみし』は、00年に主人公の光源氏を愛華みれが演じて、絢爛豪華な源氏の世界と、男女の無常の愛を描いて好評だった。そのニュー・バージョンともいうべきこの『あさきゆめみしII』は、光源氏にまさにぴったりの春野寿美礼を迎え、より奥深く美しい王朝絵巻と、愛の切なさ儚(はかな)さを浮かび上がらせる。そこで、この光の君を演じる花組主演男役スター春野寿美礼と、紫の上と藤壺、二役を演じる主演娘役の桜乃彩音を迎えて、「源氏の世界」とそれぞれの役柄などを語ってもらった。（この取材は5月に行われました）

　宝塚歌劇団花組主演コンビの春野寿美礼さんと桜乃彩音さんが、宝塚プレシャスのインタビュー「宝塚Zoom In!」に登場します。７月７日から梅田芸術劇場で始まる『源氏物語　あさきゆめみしII』で、どのような光の君と、紫の上＆藤壺を見せてくれるのか？じっくりお話を伺いました。

春野寿美礼
はるの すみれ。宝塚歌劇団花組主演男役。東京都出身。
91年、宝塚歌劇団入団。『ベルサイユのばら』で初舞台。 02年、『あかねさす紫の花』で花組主演男役に就任。
詳しいプロフィールは⇒宝塚歌劇団「スターファイル」へ

桜乃彩音
さくらの あやね。宝塚歌劇団花組主演娘役。岡山県出身。
02年、宝塚歌劇団入団。『プラハの春』で初舞台。 06年、『Appartement Cinema』で花組主演娘役に就任。
詳しいプロフィールは⇒宝塚歌劇団「スターファイル」へ

（インタビューより）

―― お２人の「源氏物語」との出あいは、いつ頃で、どんな作品でしたか？
春野　私は月組さんが89年に上演した『新源氏物語』で、源氏は剣幸さんでした。音楽学校に入学したばかりの頃でした。とにかく光源氏がいろいろな着物を着て、いろいろなところから出てくるので、よく順序を覚えて演じてらっしゃるな、と思っていました（笑）。
　はっきり認識したのは、やはり出演した『あさきゆめみし』ですね。マンガは読んでないんです。

桜乃　私は大和和紀さんのマンガを読みました。その時は女心などは一切わかっていなかったのですが、ただただ、光源氏というかたは素敵だなと思って読んでいました。

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　ほか、00年の花組公演『あさきゆめみし』では刻の霊（ときのすだま）役で出演した春野さんの当時の見方や、今回、光源氏をどう演じるか。また藤壺と紫の上、源氏に深く愛されながら、大きく異なる二役を演じる桜乃さんは、どう考えているのかなど、インタビューの全文は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。

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花組梅田芸術劇場メインホール公演
宝塚ミュージカル・ロマン『源氏物語 あさきゆめみしII』

期間：７月７日(土)～２３日(月)
場所：梅田芸術劇場メインホール
出演：春野寿美礼、桜乃彩音、真飛聖、壮一帆 ほか
脚本・演出：草野旦

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