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2007年6月 5日 (火)

由美子へ・取材ノート

第9章 メディアへの露出

Top33  「宝塚随一の美女」と称された元タカラジェンヌ北原遥子(本名・吉田由美子)の生涯を詳細な資料と証言でつづるノンフィクション『由美子へ・取材ノート』。第9章では、テレビ番組の司会やCMモデルと、メディアへの露出が増える北原遥子(本名・吉田由美子)の姿を描く。

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アイドルの顔

 由美子は、宝塚のなかでも外部の仕事が多い生徒だった。
 70年代に『ベルばら』で社会現象となった宝塚は、80年代には、さまざまなメディアと連携して、スターたちを進出させはじめる。とくに、現代的なセンスと個性で新しいスター像を作った大地真央の存在が追い風となって、宝塚歌劇と各メディアとの距離は一気に縮まっていた。

 由美子たちの初舞台の年、81年には、NHKで朝の連続ドラマ小説「虹を織る」が4月から始まり、宝塚音楽学校生の生活と舞台への夢が描かれ、お茶の間を朝を飾った。また「奥さま8時半です」や「小川宏ショー」といった朝のワイドショー、「ズバリ当てましょう!」や「ヒントでピント」などのクイズ番組、さらには歌番組からドラマまで、現役の宝塚スターたちが、タレントとして、活躍を見せていた。

 宝塚のスターの顔が変わりはじめていた、と宝塚歌劇団元演出家の太田哲則は言う。
 「モダンな顔、小顔、ブラウン管のフレームにおさまるような顔が時代の顔になって、舞台の娘役というより アイドルという感じの美貌」の由美子も、宝塚歌劇団とテレビの蜜月の時代にふさわしいスターだった。

☆        ☆    (後略)  ☆      ☆

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『由美子へ・取材ノート』は、ブログ『宝塚プレシャス』でその一部を紹介しています。全文は会員サイト『宝塚プレシャス』でお読みいただけます。

《関連情報》
『由美子へ・取材ノート』について
2007年春の御巣鷹行

《バックナンバー》
もうひとつの『由美子へ』―若くして逝ったある宝塚女優の記録
第1章 見果てぬ夢
第2章 誕生と家族
第3章 体操する少女
第4章 宝塚との出あい
第5章 宝塚音楽学校
第6章 娘役北原遥子
第7章-1 舞台1981~1982
第7章-2 舞台裏
第8章―1 舞台1983~1984
第8章―2 杜けあきインタビュー 屋上の思い出

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/06/05 10:10:22 由美子へ・取材ノート | | トラックバック (0)

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