プレシャスインタビュー
『舞姫』主演 愛音羽麗さん ― 美しい物語の余韻を残したい
『舞姫』の主人公、太田豊太郎を演じるのは花組の人気男役・愛音羽麗。バウホールの主演は03年の『くらわんか』で経験ずみだが、今回は名高い文学作品の主人公ということで、気合いがひときわ入っている。そんな愛音羽麗の、この作品と主人公への向き合いかたとは?
宝塚歌劇団花組の愛音羽麗さんが、宝塚プレシャスのインタビュー新コーナー「宝塚Zoom In!」に登場します。宝塚バウホールで上演中のミュージカル『舞姫』で、主役の太田豊太郎を熱演。じっくりお話を伺いました。
愛音羽麗
あいね はれい。宝塚歌劇団花組男役。
97年、宝塚歌劇団入団。『仮面のロマネスク』で初舞台。
『野風の笛』(03年)で新人公演主演、『くらわんか』(05年)でバウホール公演主演。
詳しいプロフィールは⇒宝塚歌劇団「スターファイル」へ
(インタビューより)
―― 森鴎外の原作を読まれたと思うのですが、その感想から。
お稽古に入る前に現代語に訳してあるものを読みました。正直、太田豊太郎がエリスを捨ててしまうというのが、非常につらい結末に思えたのですが、これを植田景子先生はどのように描いて下さるんだろうと期待がふくらみました。
出来あがった台本を読ませていただいたら、その時代の日本人としての考え方や生き方から、彼がそうせざるを得ない部分がうまく描かれていてとても感動しました。
・・・・・・(中略)・・・・・・
―― 音楽は確か甲斐正人さんですね。
甲斐先生がどの曲も素敵に書いてくださって、1曲1曲が素晴らしいんですが、そのメロディに景子先生がつけてくださった歌詞がまた、豊太郎の心情をとてもよく表しているんです。まだ稽古が始まって間もないので、セリフや歌を覚えるだけで精いっぱいなのですが、ちゃんとそこに心を乗せてふくらませていければ、素敵なものが出来あがるだろうなと思っています。
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「芝居をすることが大事」だという愛音さんが、今この時期に出合うことができて幸運だったという『舞姫』。演出を手がける植田景子先生とのこと、自身の作品への姿勢や、共演の野々すみ花さんとのお話などを語っています。インタビューの全文と動画は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。
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Musical『舞姫』-MAIHIME-
~森鴎外原作「舞姫」より~
期間:6月16日(土)~25日(月)
場所:宝塚バウホール
出演:愛音羽麗、野々すみ花 ほか
脚本・演出:植田景子
※詳しくは宝塚歌劇ホームページの公演案内をご覧下さい。
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/06/23 7:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)