由美子へ・取材ノート
第15章 日航123便
「宝塚随一の美女」と称された元タカラジェンヌ北原遥子(本名・吉田由美子)の生涯を詳細な資料と証言でつづるノンフィクション『由美子へ・取材ノート』。
第15章では、1985年8月12日の事故の経過を書く。
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1985年8月12日、月曜日、夕刻。羽田発大阪行き日航123便ボーイング747型機は、定刻より12分遅れて6時12分に羽田を出発した。乗客509人と乗員15人、全部で524名を乗せていた。吉田由美子のシートナンバーは29D、通路側の席である。747型ジャンボ機は2階建てで、歌手の坂本九は2階席の64H、由美子のそばの31列ABCには、三代目伊勢ケ浜親方(元大関清国)の妻子がいた。この事故で奇跡の生存者として救出された人たちが4名いたが、それぞれ最後尾に近い50列あたりの席に座っていた。
天気は好天、気温29度、南西の風8メートル、周辺には雷雲や乱気流の発生は報告されていなかった。
☆ ☆ (後略) ☆ ☆
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《関連情報》
☆『由美子へ・取材ノート』について
☆2007年春の御巣鷹行
《バックナンバー》
☆もうひとつの『由美子へ』―若くして逝ったある宝塚女優の記録
☆第1章 見果てぬ夢
☆第2章 誕生と家族
☆第3章 体操する少女
☆第4章 宝塚との出あい
☆第5章 宝塚音楽学校
☆第6章 娘役北原遥子
☆第7章-1 舞台1981~1982
☆第7章-2 舞台裏
☆第8章―1 舞台1983~1984
☆第8章―2 杜けあきインタビュー 屋上の思い出
☆第9章 メディアへの露出
☆第10章 劇団を去る日
☆第11章 女優への助走
☆第12章 女優修行
☆第13章 夢への一歩
☆第14章 別れの夏
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/07/17 12:34:06 由美子へ・取材ノート | Permalink | トラックバック (0)