プレシャスインタビュー
『MAHOROBA~遥か彼方YAMATO~』演出・振付家謝珠栄さん
演出家で振付家の謝珠栄が、初めて宝塚のショーを演出する。これまでドラマのほうでは『黒い瞳』『凱旋門』『激情』といずれも評価の高い作品を演出し、自らが主宰するTSミュージカルファンデーションでは、『天翔ける風に』をはじめとするクオリティの高いオリジナル・ミュージカルを発表し続けてきた。また振付家としては、宙組発足時の「明日へのエナジー」や、湖月わたるを送り出した「惜別」に代表されるダンスの名場面を、いくつも生みだしている。そんな謝珠栄が、初めて取り組むショー『MAHOROBA~遥か彼方YAMATO~』の演出・振付の構想とは?
演出家・振付家の謝珠栄さんが、宝塚プレシャスのスペシャルインタビューに登場します。8月3日から宝塚大劇場で始まる月組公演『MAHOROBA~遥か彼方YAMTO~』の演出を担当。じっくりお話を伺いました。
謝珠栄
しゃ・たまえ。演出・振付家。TSミュージカルファンデーション主宰。
71年、宝塚歌劇団入団、75年に宝塚歌劇団退団後、ニュ-ヨ-クへ留学。
78年、東京キッドブラザースの『冬のシンガポ-ル』で振付家デビュ-。その後、小劇場から宝塚歌劇団、東宝他大劇場のミュ-ジカルの演出・振付家として活躍。
93年、演出家として第43回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。95年、第20回菊田一夫演劇賞を受賞。
98年、宝塚歌劇団OGとして初演出・振付作品『黒い瞳』(月組)の演出振付を担当。そのほかの主な宝塚歌劇団演出・振付作品に『激情』(99年宙組)、『凱旋門』(00年雪組)ほか。
また「TSミュージカルファンデーション」主宰として、オリジナルミュージカル作品も多数手がける。その主な作品に『YESTERDAY IS…HERE』(95年)、『天翔ける風に』『DAWN』(01年)、『フォーチュン・クッキー』(02年)、『タン・ビエットの唄』(04年)、『Miss Saikon ミス再婚』『AKURO』(06年)ほか多数。
07年、宝塚歌劇団OGとして初企画・演出・振付作品『MAHOROBA ─遙か彼方 YAMATO ─』(月組)を担当。
⇒TSミュージカルファンデーションの公式サイト
(インタビューより)
―― ショーですが、物語がありそうですね。
日本神話「古事記」に基づいた、日本誕生の頃の話なんです。神代の話だけど遠い未来の話にも見えればいいな、という感じに作ってあります。過去と未来、北と南を行ったり来たりする、そういうものを考えています。
主人公はヤマトタケルで、それは瀬奈じゅんにやってもらうのですが。最初のほうでイザナギにもなってもらうほかは、ずっと通し役です。最後は戦いに赴いたヤマトタケルが、歩けなくなり、都に帰れないまま死んでいく。そこなどとてもドラマティックですから、瀬奈じゅんがどう見せてくれるか楽しみです。
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踊りは、アジア各国の民族舞踊と洋舞をあわせつつオリジナリティあふれたものに。また、今回の舞台転換や衣装のこだわりについても、じっくり伺いました。単に古代の話しではない、というタイトル『遥か彼方YAMATO』に込められた意味も。インタビューの全文と動画は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。
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スピリチュアル・シンフォニー
『MAHOROBA』-遥か彼方YAMATO-
8月3日(金)~9月17日(月)/宝塚大劇場
10月5日(金)~11月11日(日)/東京宝塚劇場
※詳しくは宝塚歌劇ホームページの公演案内をご覧下さい。
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/07/21 7:00:00 プレシャスインタビュー | Permalink | トラックバック (0)