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2007年8月25日 (土)

プレシャスインタビュー

『Kean』主演・轟悠さん-誰もが共感するシェイクスピア世界

Stodoroki0220  毎年恒例の宝塚歌劇日生劇場公演が近づいてきた。今年は星組のメンバーに専科の轟悠が加わり、話題の海外ミュージカル『Kean』に取り組む。19世紀に実在したシェイクスピア役者であるエドモンド・キーン、彼の天才ぶりはアレクサンドル・デュマや、J・ポール・サルトルなどによって戯曲化され、世界中で上演されてきた。英国皇太子プリンス・オブ・ウェールズとの身分を越えた付き合いや、2人の女性との愛など、波乱に富んだキーンの生涯と、劇中で演じられるシェイクスピア劇の数々が楽しめるこの舞台。その主役であるキーンに挑む轟悠に、作品世界と演じ方などを聞いた。

 9月に日生劇場で開幕するミュージカル『Kean』に主演する専科の轟悠さんが、宝塚プレシャスのインタビュー「宝塚Zoom In!」に登場します。

轟悠
 とどろきゆう。宝塚歌劇団専科所属。熊本県出身。
1985年、宝塚歌劇団入団。『愛あれば命は永遠に』で初舞台。1997年、雪組主演男役に就任。2002年、専科に異動。2003年、宝塚歌劇団理事に就任。詳しいプロフィールは⇒⇒宝塚歌劇団「スターファイル」へ

(インタビューより)

―― 『Kean』のポスターはシェイクスピア劇の4役で写っていますね。ロミオ、ハムレット、オセロ、マクベスという役の扮装写真で。
 この段階では、まだ役をよく把握していなかったものですから、ハムレットの髪型なども考えていなくて、襟足だけ付け毛をしてみたのですが。衣装でだいぶそれらしくなりました。

―― シェイクスピア劇は初めてだそうですね?
 そうなんです。意外と宝塚自体で上演されていないので、劇中とはいえ演じられるのは嬉しいですね。演劇の基礎というか、イギリスではシェイクスピアを知らないと恥ずかしいと言われますから、よく知るためにいい機会をいただいたなと。あとでシェイクスピアを観るとき、「これもやった、あの役もやった」と言えます(笑)。
 戯曲を読んでいると、本当にすべての人たちにあてはまるなと思いますね。『オセロ』では、オセロの気持ちも、裏切るイヤーゴの気持ちもわかるし、副官のキャシアスの誠実さもわかるし、誰の心にもあるものが描かれています。『リチャード3世』の、優秀な兄たちと醜いリチャードとの対比など、誰が読んでも共感するものがどの戯曲にもあると思います。

―― 劇中劇で、轟さんが演じるキーンが演じるオセロやハムレット、ということになるわけですよね。そう考えるとなかなか複雑ですね。
 思い出してみると、私は、これまで劇中劇がある作品に、直接には関わっていなかったんです。例えば『天国と地獄~オッフェンバック物語』などの劇中劇は、軸になる一路真輝さんがされていたと思います。
 でも劇中の人物になることって、ある意味ではストレートな表現というか、役者が自分をぶつけられるような役になって演じるというのは意外と演じやすいような気もするんです。それより、キーンという人をどう見せるかのほうがたいへんでしょうね。

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 インタビューの全文は「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。

宝塚歌劇星組日生劇場公演
ミュージカル 『Kean(キーン)』


Lyrics and Music by Robert Wright and George Forrest
Book by Peter Stone
Based in the comedy by Jean-Paul Sartre,
adapted from the play by Alexandre Dumas
作詞・作曲/ロバート・ライト
同/ジョージ・フォレスト
脚本/ピーター・ストーン
潤色・演出/谷正純
翻訳/青鹿宏二

期間:2007年9月1日(土)~9月23日(日)
場所:日生劇場(⇒劇場のHPへ
※詳しくは⇒宝塚歌劇公演案内へ

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/08/25 7:00:00 プレシャスインタビュー | | トラックバック (0)

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