男役の行方~正塚晴彦の全作品
暁のロンバルディア―愛が甦るとき―
暁のロンバルディア-愛が蘇るとき-
- 星組公演 1981年6月 宝塚バウホール
- 主な配役
- フランソワ・ド・ルージュマン…峰さを理
クレマン伯爵…新城まゆみ
アンヌ…秋篠美帆
シモン…ありす未来
ソフィア王女…南風まい
孝まりお・光城ひろみ・日向薫・夏美よう・紫苑ゆう ほか - 雪組公演 1981年9~10月 宝塚バウホール
- 主な配役
- フランソワ・ド・ルージュマン…奈々央とも
クレマン伯爵…桐さと実
アンヌ…草笛雅子
シモン…花田あい
ソフィア王女…北原遥子
飛鳥裕・加茂千条・杜けあき・麻生いず美 ほか - ★ ★ ★
- 作曲・編曲:寺田瀧雄
- 作曲・編曲:吉崎憲治
- 振付:司このみ
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- 照明:今井直次
ロンバルディアとは、イタリア半島北部に広がる平原を指す。時代は16世紀。当時はまだイタリアという統一国家は成立していなかった。ミラノ公国、ジェノア共和国、ヴェネチア共和国など群小国家が乱立し、北からはフランスと神聖ローマ帝国がイタリア半島を支配下に置こうとうかがっている。
このデビュー作は同じ1981年に、星組と雪組により、バウホールで続けて上演された。
星組版で峰さを理、雪組版で奈々央ともが演じたフランソワ・ド・ルージュマンはパリのルーヴル宮殿に出仕するフランス地方貴族の次男である。彼は慣れない宮廷生活で、ふとしたことから決闘をいどまれる。決闘には勝つが、相手は大貴族なので報復される恐れがある。
決闘の立合人をつとめたクレマン伯爵が逃亡を勧める。「今ヨーロッパはどこもかしこも戦場だ。宮廷などより君にとってよほどふさわしい世界かもしれんぞ」
クレマン伯爵は星組で新城まゆみ、雪組で桐さと実が演じた。この男は主人公にとって人生の教師に相当する。そういう懐の深い、しかも二枚目系男役はいつの時代にも得がたい。ことに新城まゆみのエレガントでキザな姿は比類がなかった。
☆ ☆ (後略) ☆ ☆
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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/09/11 10:24:28 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | Permalink | トラックバック (0)