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2007年10月 6日 (土)

榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー

瀬奈じゅん初日会見「シャンドールという役に出あえて幸せ」-月組『MAHOROBA/マジシャンの憂鬱』

月組東京公演初日会見(10月5日)
『MAHOROBA』
『マジシャンの憂鬱』

 月組の東京公演『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』が、5日に幕を開けた。
 『MAHOROBA─遥か彼方YAMATO─』は、謝珠栄が初めて演出するショー作品。古事記がベースになっていて、古代のヒーローであるオウスノミコトの悲劇的な生涯が、さまざまな民族舞踊によって華麗に繰り広げられる。
 『マジシャンの憂鬱』は、人気マジシャンが、ある国の皇太子の依頼で皇太子妃が事故死した事件を調べていくうちにさまざまな出来事に出あい…、というサスペンスタッチの物語。披露するマジックの楽しさと、作・演出の正塚晴彦ならではの洒落た笑いと切ない恋が満載のウェルメイドドラマ。

 この日の朝早くからの舞台稽古を終えたあと、月組主演男役の瀬奈じゅんによる会見が行われた。

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 「本日は朝早くからお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。今日から始まりまして、11月11日までと通常よりも短い公演ですが、そのぶんぎゅっと実の詰まった公演にしたいと思っております。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします」

 続いて記者からの質問に移る。

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──外部のかたとのコラボレーションなど、話題の多い公演ですが、両作品の見どころを。
 「ショーの『MAHOROBA』では、上妻宏光さんが最後のほうで三味線を担当してくださっているのですが、実際に稽古場で津軽三味線を弾いてくださったときに、わーっと鳥肌が立って、このかたのこの素晴らしい音楽で、私もできるだけ魂を込めて演じたいなと思いました。でもそこの場面だけではなく、いつもの通常のショーよりもお芝居がかっているので、みんなで、そしてオウスノミコト、ヤマトタケルとともに千秋楽に向けて成長できたらいいなと思っています。

 『マジジャンの憂鬱』のほうは、こちらも前田知洋さんという世界的に有名なマジックのかたが指導してくださったのですが、その時もおっしゃっていたのですが、“マジックをすることではなく、マジシャンということを職業にしている男の生きざまを演じてほしい。そのために効果があるならばいくらでもお教えします”という形で教えてくださったんです。ですから、マジックをしますというのが話題なのではなく、それがちょっとエッセンスとして加わったものとして、月組生の今のチームワークのよさを観ていただけたらいいなと思っています」

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──『マジジャンの憂鬱』は正塚先生らしい粋で洒落た作品で、正塚作品は久しぶりだと思うのですが、演じられていて難しさと面白さを。
 「そうですね、全てが難しいといえば難しいのですが。本当に正塚先生とは久しぶりで、『カナリア』とか『琥珀色の雨にぬれて』以来です。そのあとに先生が花組で担当された『La Esperanza!』のときに(月組に出ていたので)、“お前逃げたな”と言われて、“いや、逃げたんじゃなくて”という話もあったりしました(笑)。
 私と先生のあいだでだいぶ期間が空いていたので、どういうふうなマジシャンにしようかと、いろいろ考えられたらしいです。最初はもっと誠実なマジシャンにしようと思われたようですが、こっちのほうが合っているだろうということで(笑)。すごく私をわかっていらっしゃるなと思うので、やりやすいと思うところがたくさんあります。私だからこうしてくださったんだろうなというところがいっぱいありますし。もちろん難しいところもありますが、そのぶん正塚先生の愛により、やりやすいところがたくさんあるので、私はこのシャンドールという役に巡りあえて本当に幸せだなと思っています」

──霧矢大夢さんとのかけあいの間がすごくよくて面白いですね。
 「あ、そうですか(笑)。ありがとうございます」

 好評の2作品への意欲をなごやかに語ったあと、瀬奈じゅんは「よろしくお願いいたします」とにこやかに挨拶。数時間後に迫った初日の舞台に向けて、清々しい笑顔で戻っていった。この公演は11月11日まで、東京宝塚劇場にて公演中。(文・榊原和子/会見写真・吉原朱美/舞台写真・岩村美佳)

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◆宝塚歌劇月組公演◆
スピリチュアル・シンフォニー
『MAHOROBA』-遥か彼方YAMATO-
作・演出・振付/謝珠栄

ミュージカル
『マジシャンの憂鬱』
作・演出/正塚晴彦

・東京宝塚劇場(⇒宝塚歌劇団公演案内へ
 公演期間:10月5日(金)~11月11日(日)

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投稿者 宝塚プレシャススタッフ 2007/10/06 20:56:01 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | | トラックバック (0)

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