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2007年10月31日 (水)

プレシャスインタビュー

ミュージカル『蜘蛛女のキス』演出・荻田浩一さん ― 絡まり合う糸のように

Sogita2872  宝塚のステージで、独自の美意識と優れたセンスの作品を発表し続けている作・演出家の荻田浩一。外部でも、小劇場的な密度の濃いものからエンターテイメントな大舞台まで幅広く手がけ、その活躍ぶりは注目を集めている。その荻田浩一が、今回はハロルド・プリンスの有名なミュージカル『蜘蛛女のキス』の日本人初演出を手がけることになった。テーマの深さといい、妄想と現実の織りなす世界の妖しさといい、まさに荻田ワールドにふさわしいこの作品を、彼らしい言葉で語ってもらった。

 演出家の荻田浩一さんが、アサヒ・コム プレミアム「宝塚プレシャス」スペシャルインタビューに登場します。11月2日から東京・芸術劇場で始まるミュージカル『蜘蛛女のキス』の演出・訳詞・上演台本を担当。じっくりお話を伺いました。前後の2回に分けてお届けします。

荻田浩一
 おぎた こういち。宝塚歌劇団演出家。
 94年、宝塚歌劇団入団。97年『夜明けの天使たち』で演出家デビュー。
 主な作品に『螺旋のオルフェ』(99)、『パッサージュ』(01)、『ロマンチカ宝塚'04』(04)、『マラケシュ・紅の墓標』(05)、『タランテラ!』(06)、『TUXEDO JAZZ』(07)他多数。
 宝塚歌劇団外の作品も多い。主な作品に『…and the World Goes 'Round』(04)、『Winter Rose』(05)、『ミュージカル アルジャーノンに花束を』(06)、『ミュージカル 蝶々さん』(07)他多数。

(インタビューより)

―― 荻田さんがこの『蜘蛛女のキス』を演出される動機となったのは?
 僕はまず、ヘクトール・バベンコ監督の映画を観て、それで興味を持って小説を読んで、それからストレートプレイ版を観て、最後にハロルド・プリンス演出の日本版という順序でこの物語の世界にどんどん入っていったんです。それから04年に演出した外部のショー『…and the World Goes 'Round』の作曲家と作詞家が『蜘蛛女のキス』と同じ人(ジョン・カンダー&フレッド・エッブ)で、そのショーの中には『蜘蛛女~』からのナンバーも1曲あったんです。でもそのときは、まさか自分が手がけるチャンスがくるとは思わなくて。
 そこへ奇跡的に今回のお話が持ち上がって。ありがたいことに、スタッフもキャストもこの作品を愛してくれている人ばかりで、その熱意を今ひしひしと感じているところです。

―― 以前(96年)の日本公演はハロルド・プリンスの演出で、荻田さんが初の日本人演出家なのですが、オリジナル演出を変えてもOKなのですか?
 変えられるところと、変えてはいけない部分があって、あと誰もマネできない部分もあるんですが(笑)。基本的に楽曲は変えてはいけないですね。

―― それ以外は荻田さんの自由な演出で?
 でもまず曲があるということは難しいですね。やはりオリジナル版のミュージカルは、演出と楽曲が分かちがたいところがありますから。

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 自作のショー『タランテラ!』にも通じる作品世界について、蜘蛛女/オーロラを演じる朝海ひかるへの期待などについてもじっくり伺いました。インタビューの全文はアサヒ・コム プレミアム「ベーシックパック」の「宝塚プレシャス」でご覧いただけます。

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ミュージカル『蜘蛛女のキス』

《東京公演》
期間:
2007年11月2日(金)~11日(日)
場所:東京芸術劇場 中ホール(⇒劇場のHP

《大阪公演》
期間:
2007年11月16日(金)~18日(日)
場所:梅田芸術劇場 メインホール(⇒劇場のHP

出演:石井一孝、朝海ひかる、浦井健治、初風諄、藤本隆宏、朝澄けい ほか
原作:マヌエル・プイグ
脚本:テレンス・マクナリー
作詞・作曲:ジョン・カンダー&フレッド・エッブ
演出・訳詞・上演台本:荻田浩一

お問い合わせ:宝塚クリエイティブアーツ 0797-83-6000(10:00~17:00 水休)

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/10/31 12:38:00 プレシャスインタビュー | | トラックバック (0)

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