男役の行方~正塚晴彦の全作品
ロマノフの宝石
- 花組公演
1989年6~8月 宝塚大劇場 - 主な配役
- ゲリラの男/オスカー(2役)…大浦みずき
ベルガー大尉…朝香じゅん
ソフィア…ひびき美都
アンジェロ…瀬川佳英(東京公演では安寿ミラ)
ワルター伯爵…宝純子
ワルター伯爵夫人…北小路みほ
フォン・ブラウン…三矢直生 ほか - 作曲・編曲:吉崎憲治
- 作曲・編曲:高橋城
- 振付:謝珠栄
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- 照明:勝柴次朗
1989年の花組大劇場公演『ロマノフの宝石』は、1930年代ヨーロッパの、とある国が舞台になる。この国は隣国のファシスト政権に占領されている。
もっとも、具体的な政治状況を追うのではなく、全体としては、そういう困難な状況の中でふと花開いた夢物語である。
プロローグで、反ファシスト闘争のリーダー「ゲリラの男」がサーカス小屋に逃げ込み、小道具を収納する大きな箱の中に隠れる。
するとサーカス一座の花形、魔術師のオスカーが下手花道に迫り上がってきて、1つの物語をつづり始める。
大浦みずきが早替わりでこの2役を演じる。それは「ゲリラの男」が夢の中でオスカーになったということである。あるいは逃げてきたのが初めからオスカーという名前の男だったとも考えられる。いずれにせよすべては「ゲリラの男」が箱の中で見た夢にほかならない。夢で魔術師になったところに、彼の切ない願望が隠されている。
☆ ☆ (後略) ☆ ☆
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■正塚晴彦作品リスト
■はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
■暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
■イブにスローダンスを
■アンダーライン
■テンダー・グリーン
■パペット―午前0時の人形たち―
■WHAT'S
THE TITLE…!
■BLUFF―復讐のシナリオ―
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/10/30 10:20:01 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | Permalink | トラックバック (0)