男役の行方~正塚晴彦の全作品
『WHAT'S THE TITLE…!』
バウホール第5作、1987年の星組『WHAT'S THE TITLE…!』は、トップ峰さを理を送り出すリサイタルである。5月に東京のゆうぽうと簡易保険ホールで初演され、8月にバウホールで再演された。彼女はこの年11月の東京宝塚劇場公演『別離の肖像』で退団する。
そういう舞台なので、この名歌手の歌をたっぷり聞かせるのが、公演の趣旨である。実際、2幕構成の内、第2幕では、彼女が独りで観客に語りかけながら、これまでに歌ってきた数々の曲を深い情感をこめて歌い継ぎ、観客を魅了した。
それでも単なるヴァラエティショーにならず、全体として17人のキャストによる1つのドラマが形作られていて、そこに正塚晴彦らしさが現れている。
峰は宇宙人の役である。この人(この地球外生命体)をリーダーに、大勢の生命体が「ヴォイス・エナジー」のハーモニーをパワーにして宇宙空間を航行していたが、トラブルが生じる。リーダーは他の全員を救って、自分独り地球に落ちる。そこは多分禁酒法時代のニューヨークの街角のハンバーガー屋台の屋根の上である。
☆ ☆ (後略) ☆ ☆
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■正塚晴彦作品リスト
■はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
■暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
■イブにスローダンスを
■アンダーライン
■テンダー・グリーン
■パペット―午前0時の人形たち―
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/10/16 12:27:43 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | Permalink | トラックバック (0)