男役の行方~正塚晴彦の全作品
二人だけの戦場
- 雪組公演
1994年1月 宝塚バウホール - 主な配役
- ティエリー・シンクレア…一路真輝
ライラ…花總まり
クリフォード・テリジェン…轟悠
シュトロゼック…汝鳥伶
ハウザー大佐…古代みず希
アルヴァ…和央ようか
クェイド大佐…泉つかさ
ノヴァロ・ジョクレア…矢吹翔 ほか
- 作曲・編曲:高橋城
- 振付:謝珠栄
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- 照明:沢田祐二
バウホール第7作、1994年雪組『二人だけの戦場』は、架空の国を舞台にしているが、当時世界の注目を集めていたユーゴスラビア紛争を下敷きにしているのは間違いない。
この紛争は幾つもの民族が入り乱れ、複雑な様相の下に戦われた。善対悪という単純な図式では割り切れず、舞台化には独自の切り口が必要になる。恐らくそのせいもあって、この戦争をモチーフにする日本の劇作品は少なかったが、正塚晴彦は明確な視点を持っていた。
第2次大戦後チトー大統領の下に成立した旧ユーゴスラビアはバルカン半島の6つの共和国と2つの自治州から成る連邦国である。しかし21世紀を待たず、スロベニア、クロアチア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナの4つの共和国が連邦から独立し、旧ユーゴの中核だったセルビア共和国は、残るモンテネグロ共和国と共に、新ユーゴ連邦を作った。2つの自治州は旧・新ユーゴ両方で、セルビアの国内にある。さらに、作品上演後のことになるが、新ユーゴ連邦もまた、セルビアとモンテネグロの2つの共和国に分裂してしまう。
旧ユーゴ崩壊・解体のこの長いプロセスが、ひと口にユーゴ紛争と呼ばれるものである。
作品上演の時点では、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立を巡る熾烈な紛争が進行していた。
☆ ☆ (後略) ☆ ☆
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■正塚晴彦作品リスト
■はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
■暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
■イブにスローダンスを
■アンダーライン
■テンダー・グリーン
■パペット―午前0時の人形たち―
■WHAT'S THE TITLE…!
■BLUFF―復讐のシナリオ―
■ロマノフの宝石
■銀の狼
■メランコリック・ジゴロ―危ない相続人―
■ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―
投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2007/11/27 10:28:21 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | Permalink | トラックバック (0)





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