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2008年2月 5日 (火)

男役の行方~正塚晴彦の全作品

FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず

FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず
月組公演
1997年8~9月 宝塚バウホール
主な配役
アルバート・フォスター…姿月あさと
サラ・ブライアント…美原志帆
ライアン・グリフィス…未沙のえる
ナディーヌ・グリフィス…西條三恵
ジーン・マコーミック…三杉千佳
檀れい・大和悠河・叶千佳 ほか
 
作曲・編曲:高橋城
振付:上島雪夫
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:沢田祐二

 この1997年の月組作品は、バウホールのちょうど10作目に当たっている。

 MAKEが「何々をする」なのに対して、FAKEは「何々をするふりをする」である。したがって題名は、「恋をするふりをする」ということになる。サブタイトルと併せて考えると、全体として「恋のゲーム」を主張しているかに思われる。

 舞台は1950年代。ロサンゼルス郊外の高級住宅街ビヴァリーヒルズ。50年代のアメリカは戦勝気分が濃く、一方60年代から始まる黒人公民権運動やベトナム戦争の嵐にはまだ見舞われていない。そういう時代の物語である。

 姿月あさとのアルバート・フォスターはプロボクサーだったが、眼の負傷で選手生活をあきらめ、ジゴロになった。

 美原志帆のサラ・ブライアントは資産家の夫を亡くした後、画廊を経営している。夫がボクサー時代のアルバートのスポンサーだった縁で、彼と付き合うようになった。

 2人のこうした経歴が新しいゲームを成り立たせている。

 『バロンの末裔』の場合は、演出家は恋人たちを三角関係で苦しめたが、ここでは夫は死んだことにして、その問題は避けている。

☆        ☆    (後略)  ☆      ☆

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 『男役の行方~正塚晴彦の全作品』はブログ『宝塚プレシャス』でその一部を紹介し、全文はアサヒ・コム プレミアム「ベーシックパック」の『宝塚プレシャス』でお読みいただけます。

正塚晴彦作品リスト
はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
イブにスローダンスを
アンダーライン
テンダー・グリーン
パペット―午前0時の人形たち―
WHAT'S THE TITLE…!
BLUFF―復讐のシナリオ―
ロマノフの宝石
銀の狼
メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―
ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―
二人だけの戦場
WANTED
LAST DANCE
ハードボイルド エッグ
二人だけが悪(ワル)―男には秘密があった そして女には…―
バロンの末裔

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/02/05 12:40:51 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | | トラックバック (0)

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