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2008年2月

ブエノスアイレスの風―光と影の狭間を吹き抜けてゆく…―
月組公演
1998年8月 シアター・ドラマシティ
主な配役
ニコラス・デ・ロサス…紫吹淳
ビセンテ警部…成瀬こうき(再演では汐美真帆)
マルセーロ…大和悠河(再演では霧矢大夢)
リカルド…樹里咲穂(再演では嘉月絵理)
イサベラ…西條三恵
リリアナ…叶千佳
エバ…美原志帆
フローラ…矢代鴻
ロレンソ…美郷真也(再演では光樹すばる) ほか
 
作曲・編曲:高橋城
編曲:宮原透
作曲・編曲:鞍富真一
振付:上島雪夫
振付:伊賀裕子
振付:御織ゆみ乃
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:沢田祐二
… (08/02/26)

花組中日劇場公演
『ラブ・シンフォニーll』

(⇒『メランコリック・ジゴロ』より続く。)

 聞き覚えのあるオーバーチュアで幕が開く。
 そこには、新主演男役に就任した真飛聖が立っている。だがなぜか不思議な思いに襲われた。その真飛に、何度か春野寿美礼の表情が見える気がしたのだ。骨格もパーツもほとんど似ていない2人なのに。

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… (08/02/24)

Saoi0539  バウホール開場30周年を記念するシリーズの第2弾は、小池修一郎作・演出の『蒼いくちづけ』。21年前に紫苑ゆう主演で上演され、大きな評判をよんだドラキュラものの名作である。そのドラキュラ役に挑むのは、花組の若手で人気上昇中の、真野すがた朝夏まなと。ともに長身で整った容姿の持ち主とあって、この物語の主人公にはふさわしい。そんな2人に稽古の終盤に対談してもらった。

… (08/02/23)

花組中日劇場公演
『メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―』

 2月の中日劇場公演は、昨年の雪組に引き続き、新しく花組主演男役に就任した真飛聖のプレお披露目の場となった。演目は15年ぶりの上演となる正塚晴彦作のミュージカル『メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―』と、昨年、宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演されたショー『ラブ・シンフォニー』を再構成した『ラブ・シンフォニーII』真飛をはじめ、花組生の個々の魅力がストレートに伝わり、新生花組のこれからが大いに期待できる舞台だった。

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… (08/02/22)

レベル:★★☆(中級編)
分野:日本の戦後史
対象:「タカラヅカなんて男の観るもんじゃない」っていう団塊世代のおじさまも是非!

 魅惑のワルを主人公にした「エル・アルコン」、いかにも宝塚らしいロマンス「君を愛してる」、そして太平洋戦争前後の激動の日本を舞台にした「黎明(れいめい)の風」。

… (08/02/22)

宙組宝塚大劇場公演初日(2月8日)
『Passion 愛の旅』

(⇒『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』より続く。)

 グランド・レビューと銘打たれただけあって、『Passion 愛の旅』はゴージャスな感覚と洗練されたシックさ、そこに大和悠河の宙組の若いパワーがうまく混ぜ込まれて、作・演出の酒井澄夫らしいレビューの美しさがどのシーンにも溢れている。

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… (08/02/22)

宙組宝塚大劇場公演初日(2月8日)
『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』

 宙組公演が、なかなか好調だ。
 一見難しい戦争と政治の芝居がわかりやすくまとめられ、 幅広い層に訴える内容になっている。またショーは、各場面のレベルが高く、見応えと満足感がある。そして今回の公演は大和悠河率いる宙組が、専科の轟悠という初めての相手との共同作業によって、組カラーというものをはっきり意識して、各人の個性を打ち出すいい機会になった。また主演娘役陽月華の休演というアクシデントを、組の団結心というプラスの方向に向けているのが舞台から伝わってきて、胸を熱くさせられる。

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… (08/02/22)
デパートメント・ストア
雪組公演
2000年6~8月 宝塚大劇場
主な配役
フレックス…轟悠
ジャネット…月影瞳
リッチー…香寿たつき(東京公演では汐風幸)
ティディー…矢代鴻
スタボーン…美郷真也
汐風幸・安蘭けい・成瀬こうき・朝海ひかる ほか
 
作曲・編曲:高橋城
作曲・編曲:宮原透
作曲・編曲:鞍富真一
振付:伊賀裕子
振付:上島雪夫
振付:川崎悦子
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗
… (08/02/19)

雪組東京公演初日(2月16日)
『君を愛してる-Je t'aime』『ミロワール -鏡のエンドレス・ドリームズ-』

 雪組の東京公演の初日が開いた。
 アートな色使いが新鮮で、優しさと温かさが伝わるラブ・ロマンス『君を愛してる』と、オーソドックスなスタイルにAQUA5の現代性が新鮮にミックスされたショー『ミロワール』の2本立てである。

 『君を愛してる』は、大富豪の長男ジョルジュが「半年以内に結婚することと、結婚相手は上流階級に限る」という遺産相続の条件を突き付けられ、そんななか出会った空中ブランコ乗りの娘に恋をして悩むという物語。作・演出の木村信司が初心に戻って書いたというストレートな“愛”に、雪組全員が熱く取り組み、心に沁みる舞台にしている。

 ショー『ミロワール』は、作・演出が中村暁で、「鏡のエンドレス・ドリームズ」と副題がついているように、鏡やその向こうの世界がモチーフ。金色の光が溢れる幕開きから、一気に華麗で楽しいショーの世界に引き込む。そのなかに昨年から活動している男役5人のユニットAQUA5の曲がうまく取り入れられているのが、いいアクセントだ。

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… (08/02/18)

 吸血鬼ドラキュラの物語をまったく新しい「愛の物語」として描くミュージカルロマンス『DRACULA-ドラキュラ伝説―』の製作発表が2月14日、東京都内のレストランで行われた。会見には『王様と私』以来、18年ぶりの本格ミュージカル主演となる松平健、その相手役の紫吹淳、剱持たまき、そして今回初めて宝塚以外の作品を演出する藤井大介が出席し、本作の見どころや意気込みなどを語った。

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… (08/02/14)
SAY IT AGAIN―『ヴェローナの2紳士』より―
雪組公演
1999年9~10月 宝塚バウホール
主な配役
ピエール・ヴァレンタイン…成瀬こうき
ビンス・プロテウス…朝海ひかる
シェリル・リード…貴咲美里
ジュリー・ヴァレンタイン…紺野まひる
ノーラ・ヴァレンタイン…灯奈美
美郷真也・未沙のえる・森央かすみ・未来優希・愛耀子 ほか
 
原作:ウィリアム・シェイクスピア
スーパーアドバイザー:小田島雄志
作曲・編曲:高橋城
振付:伊賀裕子
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:沢田祐二
… (08/02/12)

Sa999  2004年に謝珠栄が演出して評判となった『タン・ビエットの唄』は、ベトナム戦争の戦火に追われ、離ればなれになった姉妹の苛酷な運命と、そのなかで守られた1つの命を描く感動的な物語。その傑作ミュージカルが、主演に安寿ミラを迎え、再演されている。2人の作品への熱い思いを聞いたインタビュー前編に引き続き、後編ではテンションが高いという稽古場の様子を聞く。さらに話はお互い、振付家としての楽しみや苦しみにまで広がった。

インタビュー前編はこちら
謝珠栄さん『MAHOROBA』についてのインタビュー(07/07)
安寿ミラさん『ハムレット』についてのインタビュー(07/02)
安寿ミラさん『ベルサイユのばら』特集のインタビュー(06/05)

… (08/02/09)

レベル:★★☆(中級編)
分野:ワルの美学
対象:朝青龍を応援してた人、「ガンダム」のシャア、「DEATH NOTE」の夜神月が好きな人!

星組公演「エル・アルコン」の主人公、ティリアン・パーシモン(安蘭けいは近年のタカラヅカでも稀にみる、筋金入りのダーティーヒーローだった。

… (08/02/08)

Ssa0005  傑作ミュージカル『タン・ビエットの唄』が再演されている。2004年に謝珠栄が演出して評判となったこの作品は、ベトナム戦争の戦火に追われ、離ればなれになった姉妹の苛酷な運命と、そのなかで守られた1つの命を描く感動的な物語。初演で愛華みれが演じたヒロイン役には、今回はの熱いリクエストにより、安寿ミラというキャスティングが実現した。その安寿は、ともに宝塚のOGであり振付家という共通項もある。それだけに、年明けすぐに行われたこの対談では、作品論からそれぞれの振付にまで話題は広がっていった。

謝珠栄さん『MAHOROBA』についてのインタビュー(07/07)
安寿ミラさん『ハムレット』についてのインタビュー(07/02)
安寿ミラさん『ベルサイユのばら』特集のインタビュー(06/05)

… (08/02/05)
FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず
月組公演
1997年8~9月 宝塚バウホール
主な配役
アルバート・フォスター…姿月あさと
サラ・ブライアント…美原志帆
ライアン・グリフィス…未沙のえる
ナディーヌ・グリフィス…西條三恵
ジーン・マコーミック…三杉千佳
檀れい・大和悠河・叶千佳 ほか
 
作曲・編曲:高橋城
振付:上島雪夫
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:沢田祐二
… (08/02/05)

Sayaki0012  宝塚を退団して3年目、女優として順調な歩みを見せている彩輝なおが、『プロデューサーズ』の当たり役、金髪美女・ウーラに再び挑むことになった。退団は2005年5月、その直後の8月に初めてチャレンジしたのがこの傑作ミュージカルで、目を奪う美しさやセクシーさ、突き抜けた天然ぶりが愛らしく、期待を上回る成果を見せてくれたものだった。それだけに再演への期待は大きい。そんな彩輝なおに作品への抱負と、「今」気になる5つの質問を聞く!

⇒「ベルサイユのばら」特集での彩輝なおさんインタビューはこちら

… (08/02/02)