現役&OGタカラジェンヌの情報、舞台評、動画つきインタビューなど宝塚歌劇関連の話題をお届け。 ⇒詳しく
オスカルやアンドレが3頭身に!ブログ「ベルばらKidsぷらざ」では、Kids最新情報のほか、読んで楽しい連載が満載です。会員サイトでは「ベルばら」の魅力を宝塚歴代スターに聞く動画つきインタビューも!

« 水&白羽初日会見「雪組全員で1つになって」―雪組『君を愛してる/ミロワール』 | トップページ | 轟と大和・宙組が作り上げた『黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-』 »

2008年2月19日 (火)

男役の行方~正塚晴彦の全作品

デパートメント・ストア

デパートメント・ストア
雪組公演
2000年6~8月 宝塚大劇場
主な配役
フレックス…轟悠
ジャネット…月影瞳
リッチー…香寿たつき(東京公演では汐風幸)
ティディー…矢代鴻
スタボーン…美郷真也
汐風幸・安蘭けい・成瀬こうき・朝海ひかる ほか
 
作曲・編曲:高橋城
作曲・編曲:宮原透
作曲・編曲:鞍富真一
振付:伊賀裕子
振付:上島雪夫
振付:川崎悦子
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗

 2000年雪組の大劇場作品『デパートメント・ストア』は、演出家が初めて手がけたショーで、彼の作品系譜の中では異色である。

 またショーとしても異例のあつかいがなされていた。2本立て公演ではショーはふつう後に置かれるが、この時は前に置かれ、上演時間も通常より10分短い45分である。ショーに付きもののフィナーレと大階段のパレードは、後に回ったドラマ柴田侑宏脚本・謝珠栄演出振付『凱旋門』の終幕を飾っていた。

 この公演には冠(スポンサー)がついていた。そこで印象を華やかにするため、ドラマに対して1本立てに準じる装いを与えたので、こういう割り振りになったかと思われる。

       ★      ★     ★

 ショーとはいっても、ドラマ作家の作品らしく一貫した物語性がある。

 かつて好景気にわいたデパートに客が来なくなる。上演時期はまさにバブル景気崩壊後の「失われた10年」あるいは「平成不況」のさなかにあった。演出家は時代の動向に敏感である。

 舞台はデパートの内部で、エレベーターのドアが開くとその向こうは墓場と化している。墓場の中からただ1人の客轟悠のフレックスがやってくる。汐風幸を始めとしてゾンビと化した店員たちが、奪い合うように彼を取り囲む。フレックスは月影瞳のエレベーター係ジャネットに助けられて屋上へ逃れ、2人は遊戯用の飛行機に乗って童心にかえる。

☆        ☆    (後略)  ☆      ☆

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 『男役の行方~正塚晴彦の全作品』はブログ『宝塚プレシャス』でその一部を紹介し、全文はアサヒ・コム プレミアム「ベーシックパック」の『宝塚プレシャス』でお読みいただけます。

正塚晴彦作品リスト
はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
イブにスローダンスを
アンダーライン
テンダー・グリーン
パペット―午前0時の人形たち―
WHAT'S THE TITLE…!
BLUFF―復讐のシナリオ―
ロマノフの宝石
銀の狼
メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―
ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―
二人だけの戦場
WANTED
LAST DANCE
ハードボイルド エッグ
二人だけが悪(ワル)―男には秘密があった そして女には…―
バロンの末裔
FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず
SAY IT AGAIN―「ヴェローナの2紳士」より―

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/02/19 9:00:00 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | | トラックバック (0)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デパートメント・ストア: