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2008年3月29日 (土)

プレシャスインタビュー

荻田浩一さん (後編)― 『WILDe BEAUTY』と『A-"R"ex』で描いたこと

Sogita4058  作家オスカー・ワイルドが主人公の『WILDe BEAUTY~オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子~』荻田浩一によるオリジナル・ミュージカル。インタビュー前編ではこのミュージカルで荻田が描いたワイルドの生涯をじっくり掘り下げて聞いた。後編では、浦井健治・朝澄けいら荻田作品の常連役者たちのこと、また宝塚の実験的作品として評判を呼んだ『A-"R"ex』について語ってもらった。

⇒インタビュー前編はこちら

(インタビューより)

―― 今回、オスカーの愛する女性として朝澄けいさんが3役を演じてますが、娼婦のシヴィル役などは、かなり朝澄さんにチャレンジさせてますね。
 これだけいろいろ出てもらってるので、さすがに同じような役ばかりではつまらないですからね。でも彼女の持っている良さは、どんなに汚れている役をやっても汚れてないというところで。そこに娼婦役を演じてもらう意味もあるんです。

―― 奥さんの役もありますが、妻コンスタンスはオスカーにとって母親的な役割なんですか?
 ちょっと違うんです。オスカーは彼女の姿を見るたびに良心の呵責を感じてしまうんです。コンスタンス自身は何も知らないんですが。オスカーが同性愛に走るのは、妻が子どもを産んで容姿が衰えていったからだという話もあって、実際にそういう言葉も残っているんです。

―― ひどい人ですね(笑)。美意識が強すぎたんでしょうか。そういえば最初の恋人のフローレンスは、「吸血鬼ドラキュラ」のブラム・ストーカーと結婚した女性だとか。そういう点で、イギリス文壇の華やかな部分と、その陰で崩壊していくオスカー・ワイルドという舞台になるのですか?
 文壇はたぶん背景としてしか出てこなくて、彼の悲喜劇という感じになっていますね。

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/03/29 9:00:00 プレシャスインタビュー | | トラックバック (0)

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