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2008年4月 6日 (日)

榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー

轟&大和初日会見-宙組『黎明の風/Passion愛の旅』

宙組組東京公演初日(4月4日)
『黎明の風―侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦―』『Passion 愛の旅』

 宙組東京公演が初日を迎えた。
 昭和の日本を題材にしたドラマ『黎明の風』と、豪華でシックなレビュー『Passion 愛の旅』の2本立てである。
  『黎明の風』は、まだ若い観客には、もう遠くなってしまった第二次世界大戦の悲しい記憶を伝え、男性やお年寄りには身近に感じられるドラマで、幅広い観客層を惹きつける要素を持っている。
 また、ショーは、アダルトな轟悠とエネルギッシュな若さの大和悠河が、それぞれの魅力をフルに生かして見応えのある場面を作り出し、蘭寿とむ北翔海莉などをはじめとする宙組生も、ダンスの歌にそれぞれの魅力を発揮している。ただ残念なことに、主演娘役の陽月華が怪我をして休演中で、陽月の分までと宙組メンバーがより一丸となってパワーを発揮している。

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 この初日前の通し舞台稽古を終えて、主役を務める宙組主演男役の大和悠河と専科から客演の轟悠が、囲みインタビューに臨んだ。

 まずは大和悠河より挨拶がある。
 「本日は通し舞台稽古にいらしていただき、ありがとうございました。今回は専科より汝鳥伶さん、轟悠さんにご出演いただきまして、宙組がいろいろなものを吸収しながら取り組んでおります。『黎明の風』では昭和の時代に、『Passion 愛の旅』ではさまざまな愛の形に宙組が挑戦しておりますので、皆さま、ぜひよろしくお願いいたします」

 続いて轟悠が挨拶をする。
 「皆さま、お久しぶりです。轟悠です。宙組生たちは、とても底力のあるメンバーが多くて、下級生にいたるまで目が輝いております。
 今回の『黎明の風』は、お芝居としましても宝塚としましても、昭和初期、戦中、戦後という、とてもやりにくい作品を石田先生がよくここまで楽しく、とてもタイトな1時間半という中でまとめていただけて、宝塚大劇場のほうでは多くの男性のお客様に涙していただきました。逆にそれで私たちが感動したという部分も感じながら、東京にやってまいりました。
 また『Passion 愛の旅』では大和くんと組んで──結局、今回のショーは男役としか組んでいないのですが(笑)──、美しく出てもらおうと楽しみにしております。
 とにかく季節の変わり目ですから、体調管理をして、宙組生とともに汝鳥さんや私を含めた81名でがんばりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」

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 このあと取り巻いた報道陣からの質問が始まる。

──芝居では、白洲次郎とマッカーサーで、ショーでは妖艶なダンスで絡み合うお2人ですが、共演されての印象を。

「今回が大和くんとは初めてなんです。もちろんTCAとかではしゃべったことはあったのですが、けっこうシャイな人ですからね。私も人見知りするし(笑)」

大和「うそー(笑)」

「なので彼女がどう感じてくれるかなと楽しみに稽古が始まりました。元いた月組時代の彼女の同期生などに“大和くんてあのままの天然?”と聞いたら“そうです、予科生のときからあのままです”と聞きまして(笑)。でも素直な部分が多く、かっこつけずに吸収しようという姿が印象的でした」

大和「私は、本当にどんな芝居でも、どんなときでも受け止めてくださるので、とくにお芝居のほうでは、さんに真っ向からぶつかっていこうと思いました。いろいろなことを経験されているので、本当に頼りがいのあるお兄さんというかお姉さんというか(笑)、舞台上でも楽屋でも甘えております」

「楽しくやってますよね」

大和「はい」

──実在の人物への取り組みと、1カ月半を経て新たな発見があれば。

「実在の人物はいろいろやっておりますが、時代的に歴史的にいちばん近いので、ベテランの汝鳥さんでさえ、これは困ったと最初には言っておられたくらいです。まず資料を拝見して、あとは毎回そうなんですが、本と書かれている演出の先生のメッセージを送りたいという部分を強く、でも宝塚でやるということを前提とした作り方でやっています。その中でお客様が入られて、変化というのが自然にあって。お互いにぶつかり合いとか、呼吸ですね。自分が気持ちよくやれればいいというわけではないし、これが正解というのはないですし」

大和「舞台に上がって何度もお芝居をしているうちに、生まれてくる感情だったり発見がすごくありまして、今回、本当に汝鳥さんとさんとお芝居をさせていただいて、日々変化していく。それに自分も敏感に対応していきたい、付いていきたいという思いでやってました」

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──轟さん、こういう公演は、2人トップという気持ちですか、自分がトップという気持ちですか? あくまでも大和さんが宙組のトップでそこに専科から客演していてという気持ちですか?

「そうですね、お客様にはお好きなようにとっていただいてかまわないと思います。私自身はともにやっていく出演者であるという意識です」

──大和さんのカツラは大劇場と変わりましたか?

大和「2つめのぶんです。初日はどちらになるかは、お楽しみに(笑)」

「私も知らないので出てくるの?(笑)」

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      ★       ★      ★

 最後は和やかな笑いのなかで、2ショット撮影。轟悠大和悠河は、声を揃えて「ありがとうございました」と挨拶して、初日の楽屋に向けて去っていった。この宙組公演は5月18日まで東京宝塚劇場で上演する。(文・榊原和子/会見写真・吉原朱美、舞台写真・岩村美佳)

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◆宝塚歌劇宙組公演◆

ミュージカル・プレイ
『黎明(れいめい)の風』-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-
作・演出/石田昌也

グランド・レビュー
『Passion 愛の旅』
作・演出/酒井澄夫

・東京宝塚劇場公演(⇒宝塚歌劇団公演案内へ)
公演期間:4月4日(金)~5月18日(日)

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/04/06 12:17:33 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | | トラックバック (1)

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