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2008年4月15日 (火)

男役の行方~正塚晴彦の全作品

Practical Joke(ワルフザケ)―ってことにしといてくれよ―

Practical Joke(ワルフザケ)―ってことにしといてくれよ―
月組公演
2001年3月 シアター・ドラマシティ
主な配役
ドイル・ウエンズワース…真琴つばさ
ジル・サザーランド…檀れい
サンダンス/カルロ・ビットリオ…嘉月絵理(2役)
デイビッド・バクスター…大和悠河
カレン・ロバーツ…西條三恵
マウロ・カダローラ…霧矢大夢
ピエール・フランソワ…汐美真帆
カトリーヌ・ロエベ…叶千佳
ママ・ローサ…矢代鴻
夏河ゆら、白羽ゆり ほか 
 
作曲・編曲:高橋城
作曲・編曲:宮原透
編曲:木川田新
振付:伊賀裕子
振付:平沢智
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英
照明:沢田祐二

 2001年3月のシアター・ドラマシティ第4作は、月組のトップ真琴つばさが退団直前に主演した(退団公演はこの年5~7月の宝塚大劇場『愛のソナタ』『ESP!!』)。

 真琴の役ドイル・ウエンズワースは、映画界のトラブル・バスターで、撮影につきもののトラブルを揉み消すのが仕事である。頭が切れて、腕が立ち度胸も据わっているが、タフな外見に似合わず、心は純で孤独で、早くこの仕事をやめて、別の遠い世界へ逃れたいと考えている。

 その点に真琴の旅立ちを重ね合わせて見ることができる。

 正式のタイトルはPractical Jokeという英語にワルフザケという日本語のルビを振り、サブタイトルを添えるが、開演アナウンスはまず「プラクティカル・ジョーク」と英語で読み、その後に「ワルフザケってことにしといてくれよ」と続けていた。こちらが納まりがよい。

             ★      ★      ★

 舞台は1960年代のハリウッドである。

 ドイルは朝鮮戦争で負傷して以来、時々右腕が激痛に襲われることがある。小さな破片がまだ幾つか残っていて、それが神経に近いので、取り出すことができない。『ブラック・ジャック』のケースと似ているが、ここには起死回生の手術を施してくれる天才的外科医がいない。彼は国防省の重要なポストを退役して、その後は故郷には帰らず、ロサンゼルスで独り暮らしをしている。

☆        ☆    (後略)  ☆      ☆

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 『男役の行方~正塚晴彦の全作品』はブログ『宝塚プレシャス』でその一部を紹介し、全文はアサヒ・コム プレミアム「ベーシックパック」の『宝塚プレシャス』でお読みいただけます。

正塚晴彦作品リスト
はじめに~宝塚の新しい時代に向かって
暁のロンバルディア―愛が蘇るとき―
イブにスローダンスを
アンダーライン
テンダー・グリーン
パペット―午前0時の人形たち―
WHAT'S THE TITLE…!
BLUFF―復讐のシナリオ―
ロマノフの宝石
銀の狼
メラコリック・ジゴロ―危ない相続人―
ブラック・ジャック 危険な賭け―手塚治虫原作より―
二人だけの戦場
WANTED
LAST DANCE
ハードボイルド エッグ
二人だけが悪(ワル)―男には秘密があった そして女には…―
バロンの末裔
FAKE LOVE―愛し過ぎず 与えすぎず
SAY IT AGAIN―「ヴェローナの2紳士」より―
デパートメント・ストア
ブエノスアイレスの風―光と影の狭間を吹き抜けてゆく…―
Crossroad―すれ違うばかりじゃやりきれない―
Love Insurance(ラブインシュランス)

投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ 2008/04/15 9:21:05 男役の行方~正塚晴彦の全作品 | | トラックバック (0)

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