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2008年5月26日 (月)

榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー

瀬奈じゅん初日会見「ビルは誠実で真っ直ぐな人」―月組『ME AND MY GIRL』

月組東京公演初日(5月23日)
『ME AND MY GIRL』

 月組東京公演が初日を迎えた。
 話題のミュージカル『ME AND MY GIRL』は、いまや宝塚の財産と言っていいほど愛されている作品。今回は13年ぶりの上演であり、また、主演娘役彩乃かなみ、組長の出雲綾など4名の退団作品になるとあって、ファンにとっても特別な思いのこもった公演となっている。

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 舞台は1930年代のロンドン、貴族の御曹司と判明した下町育ちのビルを主人公に、「俺と俺の女の子」とビルが愛するサリーとの切ないドラマが繰り広げられる。また随所に英国ならではの階級制度を映し出し、明るいなかにも風刺の込められたミュージカルとなっている。

 この東京公演の初日を前に公開舞台稽古が行われ、宝塚大劇場での1カ月半を経て、一段とビルとサリーになりきった瀬奈彩乃をはじめとする月組メンバーたちが、勢いのある舞台を見せてくれた。

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 昼過ぎ、舞台稽古終えて瀬奈じゅんの囲み会見が行われた。

 まず瀬奈から「皆さま本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします」という挨拶があり、その後、記者からの質問が寄せられる。

──東京公演の初日を迎えましたが、改めてこの公演の抱負を。

瀬奈 「宝塚大劇場で1カ月半公演してまいりまして、本当にこの『ME AND MY GIRL』は、お客さまが入って、お客様がいらして初めてできあがる作品だなと痛感いたしました。
 東京公演では、さらにお客さまにこの『ME AND MY GIRL』に参加していただいて、よりいっそうハッピーな作品になればいいなと思っています。」

──ビルは小道具を使うところなど課題だったのではないかと思いますが、またそのほかにもビルという役での苦労とか楽しさは?

瀬奈 「もちろん小道具は大きな課題ではあったのですけれど、小道具によって助けられた部分のほうが大きかったですし、すごく楽しんでできましたので、それはそれでいい勉強になりました。いろいろなことに助けていただいてるんだなと痛感した公演でありました。
 ビルの魅力は、とにかくサリーのことを大切に大切に思い、誠実で、絶対サリー以外の人のことは考えられないという真っ直ぐな人であること、あとは人間が大好きで、すぐに輪の中に飛び込んでいける、そういう大胆さが魅力です。」

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──大劇場ではアドリブもたくさん出ましたが、東京でも?

瀬奈 「どうでしょうね(笑)。どんどん出てくることを自分自分でも期待しています。 」

──この作品は月組にとっての財産だと感じますか?

瀬奈 「はい、痛感いたしております。」

──月組のこれまでの主演の人たちを参考にしたのか、あるいは別のものにしようと思ったのか。メイクもいつもと違うようですが。

瀬奈 「メイクはいつもより華やかにと思って心がけました。いつもより華やかな舞台なので。セットがパステル調だったり華やかですから。
 初演、再演の方々のお芝居はいろいろ見させていただきまして、参考にすべきはさせていただきました。いいところは伝統という意味で受け継ぎたいと思いましたので。ただ、一緒にやるメンバーは今やってるメンバーというのをいちばん大切に考えて、この人がマリアを演じるからこういうジョン卿になる、この人がサリーを演じるならこういうビルが合うだろうという模索をしながら、自分なりのビルを作りました。」

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──人数が増えたような気がしますが。

瀬奈 「そうですね。新しく初舞台生が(9人)入りました。でも宝塚大劇場では初舞台生全員がいたので、私としてはすごーく人数が減ったような気がしますので(笑)、そう言っていただけると嬉しいです。」

──彩乃かなみさんが退団しますが、それについてお2人で何か話しましたか?

瀬奈 「そうですね。もっと彩乃が退団することを意識すると思っていたんですが、全然意識することなく、とにかく最後まで役としていい芝居を、心の通い合ったいい芝居をできるといいねということは話しました。」

 質疑応答が終了した後、「よろしくお願いいたします」と快活に挨拶して、瀬奈じゅんは初日の楽屋に戻っていった。
 この公演は7月6日まで東京宝塚劇場で公演中。最後の1公演には彩乃かなみサヨナラショーが予定されている。(文・榊原和子/会見写真・吉原朱美、舞台写真・岩村美佳)

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◆宝塚歌劇月組公演◆

UCC&シャディミュージカル
『ME AND MY GIRL』
Book and Lyrics by L.ARTHUR ROSE and DOUGLAS FURBER
Music by NOEL GAY
Book revised by STEPHEN FRY Contributions to revisions by MIKE OCKRENT
作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲/ノエル・ゲイ   
改訂/スティーブン・フライ
改訂協力/マイク・オクレント
脚色/小原弘稔
脚色・演出/三木章雄

・宝塚大劇場公演(⇒宝塚歌劇団公演案内へ
公演期間:3月21日(金)~5月5日(月)

・東京宝塚劇場公演(⇒宝塚歌劇団公演案内へ
公演期間:5月23日(金)~7月6日(日)

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投稿者 ベルばらKidsぷらざスタッフ  2008/05/26 10:39:41 榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー | | トラックバック (1)

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